栗原潔のテクノロジー時評Ver2:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) 栗原潔のテクノロジー時評Ver2

知財、ユビキタス、企業コンピューティング関連ニュースに言いたい放題

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2005年9月20日 »

#Disclaimer: このblogの各エントリーはあくまでも私の一個人としての感想・意見であり、弁理士としての公式見解ではありません。よろしくご理解お願いします。

さて、のま猫問題ですが、なんとか良い落としどころはないものでしょうか?

あくまで個人的感覚なんですが、ネット・コミュニティ(あえて、2ちゃんねるとは言いません)が今回の件で怒っている理由は、モナーが勝手に使われたことではなく、モナーを改変して出自を明らかにしなかった点にあると思っています。

2ちゃんねるのコンテンツを使って商売すること自体は、電車男の例もありますし、テレビでも2ちゃん系のAAがんがん使われてますが、それほど問題とはされてないでしょう。しかし、仮に、脚本家がこれは自分のオリジナルストーリーだと主張して、たとえば列車野郎とかのタイトルで2ちゃんに全く触れずに電車男のモチーフで映画を作ったとしたら、仮に法律的には問題なくともCSR的には問題でしょう。

たとえば、"Mona as Nomaneko appears through courtesy of the Net."(「ネットコミュニティのご厚意により、モナーがのま猫のキャラを演じています」)と出自を明らかにしてネットコミュニティをリスペクトしたクレジットを付けるなりの粋な対応はできないものでしょうか?既に出荷済みの商品にはステッカーで対応するとかして。もう遅すぎ?

栗原 潔

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栗原 潔

栗原 潔

株式会社テックバイザージェイピー(TVJP) 代表取締役 弁理士
IT、知財、翻訳サービスを中心とした新しいタイプのリサーチ会社を目指しています。

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