発想七日!:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) 発想七日!

日々の「ハッ、そうなのか!」を書き留める職遊渾然blog

« 2009年12月15日

2009年12月17日の投稿

2010年1月28日 »

アルバート・アインシュタインは言葉でなくイメージで考えており、それを次のように語っていたそうです。

書き言葉であれ話し言葉であれ、言葉や言語といったものは私の思考のメカニズムにおいてはなんら役割をもっていないようだ。思考の要素として役に立ちそうな心的実体は、いくつかの記号と、「おのずと」増殖し、たがいに結びついていく明確なイメージである。もちろん、そうした要素と適切な理論的概念との間にはある結びつきがある。もう一つ明らかなことは、最終的に論理的概念にたどりつきたいという欲求が、前述のごとき要素をともなった、このかなり漠とした作用の感情的な基盤になっているということだ。

アントニオ・R. ダマシオ 『生存する脳』(講談社、2000年)

この前段には、マンデルブローファインマンも似たようなことを言っていると書いてあります。

そうはいっても自分は言葉(文字)で考えている気がするぞという人も少なくないと思うのですが、言葉(文字)もまた脳内では「絵」つまりイメージとして処理されているという本を読んだこともあります(何の本だったかは失念)。

この『生存する脳』でも、著者は「思考はイメージでできている」ということをやや難しげに書いています。

思考が言葉や恣意的な記号を含んでいることはだれも否定しないだろう。しかしそうした言明が欠いているのは、言葉も恣意的な記号もその基盤はトポグラフィ的に構造化された表象にあり、したがってイメージになり得るという事実である。

(同上)

考えを言葉に落としてしまうと、思考の幅がぐっと狭くなる可能性があるということですね。それが考えるべきことがらに焦点を当てるという意味でプラスに作用するときもあれば、発想を限定するときもあるということか。

koji

« 2009年12月15日

2009年12月17日の投稿

2010年1月28日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

堀内 浩二

堀内 浩二

(株)アーキット代表。
「個が立つ社会」をキャッチフレーズに、起業・転職支援やビジネスリテラシー研修などを提供しています。 個人向けにはチャレンジ応援サイト「起-動線(きどうせん)」を運営。

詳しいプロフィール

Special

- PR -
カレンダー
2013年4月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
koji
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ