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3人称を用いることは、極端に緊張するつらい経験に対処する強力な手段になる場合があります。多くの場合、あまりにも生々しく苦痛をもたらす感情や経験は、一定の距離をおいて語ることで、もっともうまく対処できます。(略)1人称と3人称の両方を用いることができれば、どんなこころの動揺がやってきても、それに対処するとき、こころの柔軟性を保つことができます。
ジェームズ W.ペネベーカー 著/獅々見 照・獅々見 元太郎 訳
『こころのライティング―書いていやす回復ワークブック』、二瓶社 2007年
この部分を読んで、ブログセラピーの可能性を探っていた彼はハッとした。匿名のblogであっても、自分の感情を(1人称で)書くことと、自分を3人称で書くことの間には大きな違いがあることに気がついたからである。
さらに彼は、この「視点を変える」練習を、ビジネス・ライティングの研修に採り入れることを思いついた。彼は文章力の根幹に「相手の立場で考える態度」があると考えていたのだが、これまで良い方法を思いつくことができなかった。
……ここ数ヶ月、文章術系の本を片っ端から読んでいます。いきおい余って、上記で引用したような、書いてトラウマを癒す方法まで勉強してしまいました。心を前向きにセットするという文脈におけば、目標設定などにも通じる、なかなかためになる本でしたよ。
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