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イノベーションのマネジメントには、ナレッジ・マネジメント(知っていることを最大限活用する)とともに、イグノランス・マネジメント(無知のマネジメント―何を知らないのか、またその無知が何を意味するのかを意識する)も必要である。
― トニー・ダビラ他、『イノベーション・マネジメント 成功を持続させる組織の構築』 p310 (太字は原文のまま)
ナレッジ・マネジメントはインクリメンタル(改良型の)イノベーションに、イグノランス・マネジメントはラディカル(創造的な)イノベーションに、それぞれ有効だとしています。知らないということを知っているのであれば、それはナレッジ・マネジメントの対象であるという定義もできますが、定義論は避けておきましょう。
インクリメンタル・イノベーションに慣れたマネジャーは、知らないことが増えてくると落ち着かなくなる。
― 同上、p311
自分が、何を知らないか。その知らないことは何によって知ることができるか。これを意識することは、(知っていることを最大限活用するという意味合いでの)ナレッジ・マネジメントを考える上でも重要なステップだと思います。目的意識がなければナレッジを探すことも活かすこともできませんからね。
では探してもナレッジが手に入らない場合、どうすればよいか。この本では、無知を減らすツールとして「実験」と「推測」を挙げています。知らないから先に進めない、ではなく、ちょっと試してみる。これが「実験」の発想。
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