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"Eight Tips for Better Brainstorming"(BusinessWeek)より。
- ブレインストーミングは、アイディアを合わせ、広げるもの。ただアイディアを集める場ではない。
- メンバーの気持ちが前向きでなければ、効果はない。
- ブレインストーミングの前後に、個人で考える時間を作ろう。創造性は、個人の思いつきと議論の相互作用の中で形になっていく。
- ブレインストーミングだけでは前に進まない。アイディアを試す他の取り組み(プロトタイピングなど)と組み合わせよ。
- ブレインストーミングには、とりわけそのファシリテーションには、スキルと経験が必要である。
- 自らのスキルで成果に貢献しようとする、よい意味での「競争」が、よいブレーンストーミングを生む。
- ブレインストーミングには副産物がある。例えば、企業文化や知識(誰が何を知っているか)の共有の場でもある。これらの効果を意識的に享受しよう。
- ルールを決め、必ず守ろう。標準的なルールは1)批判しない、2)突飛なアイディア歓迎、3)質より量、4)他者の発言に乗る。
("Eight Tips for Better Brainstorming" - BusinessWeek)
見出しだけ訳しても分かりづらいので、解説文を含めて意訳しました。
個人的には、6にハッとしました。たしかに、参加者のちょっとした自己顕示欲と貢献欲がブレンドされると、話が活発になる気がします。
付け加えるとすれば、2の強調ということになるかもしれませんが、
「リラックス」を挙げたいと思います。
うまく行かなかったブレインストーミングに立ち会ったことがあります。
なかなかアイディアが出ず、司会役の言葉が刺々しくなってしまいました。
「これじゃあ議論が進みませんよね、だってアイディアが出ないんですから」
と言いつつ、白紙を前にペンを持ち、「さあアイディアを出せ」という構え。
成果は…ご想像のとおりです。
ただ、「リラックス」して話す(ようにさばく)というのは、案外難しいスキルだと思います。
単に「ゆるゆる話す」だけでOKというケースは無くて、
時間も限られていれば、何らかのアウトプットも期待されているので。
「悠々と急ぐ」という言葉がありますが、そんな心持で臨めばいいのかな。
(参考)
ひとり発想の力 - 起-動線
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