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IPAから「非ウォーターフォール型開発の普及要因と適用領域の拡大に関する調査報告書(海外普及要因)」が発表されていた。

Publickey の新野さんが、秀逸なまとめをしてくれているのだが、基本的に、「日本でのアジャイルの普及が遅れている」という結論だ。

ぼくは来週から、AgileIndia2013に出ることになっているので、インドも含めて上記の結論をもうちょっと調べてみたのでここに共有したい。インドの調査が上記には入っていないため、どの程度インドでもアジャイル熱があるのか調べてみたくなった。

実は一昨年に、AgileBrazil2011に行った時、ブラジルのアジャイル熱に驚いた。そこで、ブラジルとインドを比べてみようという気になったのだ。

Japaneseagilesituation1

使ったツールは、Google trends だ。これを使ってキーワードとしての"Agile"のトレンドを調べてみた。国としては、インド、アメリカ、イギリス、ブラジル、日本。そうすると、なんと、世界的に見てインドは一番アジャイルに興味を持っている、という結果が出た。

2004-現在を平均すると、

  1. インド
  2. 米国
  3. 英国
  4. ブラジル
  5. 日本

という順位になった。しかし、ここで、ブラジルが急進していることに注目して欲しい。そして、2,3,4位は僅差である。また、ここに「中国」を入れなかったが、中国も日本とほぼ同程度である(熱は低い)。

また、地図上でみてもこれは明らかである。

Japaneseagilesituation2

ぼくなりに分析すると、

米国と英国を中心に始まったアジャイルは、まず欧州に広まった後、オフショア先(発注先)としてアメリカと連動しており圧倒的なエンジニア人口を持つインドにも広まる。その後、米国や欧州とタイムゾーンが近いことを利用した、アジャイル開発に向くブラジル(およびアルゼンチン)で、2009年ころから急速に立ち上がった。日本と中国は、この流れから取り残されている。

というところだろうか。

平鍋

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プロフィール

平鍋 健児

平鍋 健児

株式会社チェンジビジョン代表取締役社長、永和システムマネジメント副社長。
オブジェクト指向開発、UMLの勘所、アジャイルな開発手法の未来、マインドマップのソフトウェア開発での利用方法、プロジェクトファシリテーション(見える化)を語ります。現在、マインドマップとUMLの融合エディタ、astah*(アスター、旧JUDE)を開発中。

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