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チケット管理システム、使っていますか?

小川 明彦さん、阪井 誠さんによる、

Redmine 「Redmineによるタスクマネジメント実践技法」

が出版されました。trac, Jira, redmine などなど、ちまたには多くの優秀なチケット管理システム(BTS, ITS)があります。もし、チケット管理システムをまだ導入していないプロジェクトがあったら、この機会に導入を検討してはいかがでしょう。Excelでタスク管理などをやっている場合ではありません!

例えば「ソースコード管理システム」は、現代の必須インフラですね。SubversionやGitなどの版管理システムは、プロジェクトでもっとも大切な資産である「ソースコード」を全員で共有し、時間に沿って記録し変更を管理します。今はこれなしでは、ソフトウェア開発のプロジェクトは成り立たないでしょう。そして、現代のプロジェクトに必須なインフラをもう1つあげるとしたら、私は本書で扱う「チケット管理システム」をあげます。それは、プロジェクトでもっとも大切な活動である「仕事の流れ」を共有し、時間に沿って記録し変更を管理するからです。ソースコード管理がプロジェクトの資産管理だとしたらチケット管理はプロジェクトのフロー管理、といえるかもしれません。この2つのシステムは、プロジェクトを進めるための必須環境になっています。

もしあなたが複数人のプロジェクトに参加していて、まだチケット管理システムを使っていないとしたら、それはもったいない!本書をきっかけに、チケット管理システムを使ってみることをお勧めします。すぐにツールの恩恵を受けることができます。

特に、もしあなたが今混乱したプロジェクトの中にいるなら、最初にトライすべき解決策はこれかもしれません。私は混乱したプロジェクトをチケット管理システムの導入によって救った例をいくつも知っています。混乱したプロジェクトに共通する問題は、情報の共有であることが多く、チケット管理システムは、この部分を一気に改善するパワーを秘めているのです(ただし、小規模のプロジェクトであれば壁と付箋紙を使ってチケットを管理する方法が、今でも私のお気に入りです。デジタルのチケットとアナログの付箋紙を併用しているプロジェクトもたくさんあります)。

アジャイルとプロジェクトファシリテーション、そしてプロジェクトオートメーション

私は2000年から10年以上、アジャイル開発やプロジェクトファシリテーションを提唱しながら、チームのパワーをどうやって引き出すか、ということに焦点をあてて活動してきました。プロジェクトを生産的に、協調的にするには、人の力とモチベーション、コミュニケーションを引き出すことが一番重要である、ということを2000年代にアジャイル開発が発見しました。その「人の力を活かす」という原則の裏には、実は、徹底的に「マシンの力を使う」という原則が隠されています。

人がやるべきことは人がやる。そして、その時間を有効に使うために、マシンができることは徹底的にマシンにまかせる…。自動回帰テスト、自動デプロイ、などなどはボタン1つで実行できるようにするべきなのです。そして、チケット管理もちろん、徹底的にマシンに任せることの1つになるのです。Excelのシートを操って作業を管理なんてやっている場合ではありません!

ホントですよ。

平鍋

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プロフィール

平鍋 健児

平鍋 健児

株式会社チェンジビジョン代表取締役社長、永和システムマネジメント副社長。
オブジェクト指向開発、UMLの勘所、アジャイルな開発手法の未来、マインドマップのソフトウェア開発での利用方法、プロジェクトファシリテーション(見える化)を語ります。現在、マインドマップとUMLの融合エディタ、astah*(アスター、旧JUDE)を開発中。

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