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IPA/SEC から、「非ウォーターフォール研究会」の成果が発表されています。 こちらから、エグゼクティブサマリがダウンロードできます。

http://sec.ipa.go.jp/reports/20100330a/20100330a_3.pdf  (PDF 698KB)

私もこの研究会に参加していました。研究会は、NEC、富士通、日立、新日鉄ソリューションズといった日本の大手SIer、それに楽天、DeNAといったWebサービスを生業の中心とする企業、それから、一(いち)の大槻さんや豆蔵の羽生田さんのようなコンサルタント、永和システムマネジメントの私のような現場支援や受託開発をしている会社、「ソフトウェア最前線-ウォーターフォールは間違っている」の前川先生、松島先生のような大学の先生、それに座長の松本先生、にIPA/SECの研究員の方々をふくめ、いろんな立場の方が参加していたものです。

最初は、議論の進め方がわからず、でも、自己紹介やポジショントークなどがとても有意義で意見が活発にでました。自己紹介と課題認識は、とてもみなさんの意見がきけてよかったです。

途中で、メーリングリストにて、大槻さんが楽天の田澤さんに本音トークをふっかけたところ、それがきっかけで全体で大いに盛り上がり、主要な議論はメーリングリストでの「フランクな」意見交換と、ディスカッション、および、意見を衝突させたディベート、という形になりました。

私自身、自分が知っていることには誠実に質問に答えましたし、「アジャイルのみが正しい」とは主張をしませんでした(思ってもいませんし)。それぞれが、それぞれの見方、経歴、から素直に発言できる場がつくれたことで、とてもいい結論が導けたのだと思います。

感想としては、みんな苦労しているんだ、みんな懸命に考えているんだ、ということ。それから、アジャイルはソフトウェア開発の手段であるから、先に課題の方をあきらかに、そしてみんなでそれを共有しようよ、というスタンスをみなさんが貫いたこと。さらに、既存の方法論の延長で議論し、評価しても何も変わらない、という意識。

最後に、この下の一枚の絵が出てきて、みんなの思いと、課題の整理ができた!とようやく安心できました。私としては、「契約の課題」を出せたこと、さらに、目的文に「エンジニアが生き生きと働くことができる」という文章を入れられたことで、私の参加目的を遂げた、と感じました。この絵は最終日に全員で議論したものです。田澤さんや稲村さんがいなかったので残念でしたが、よい議論が最後にできました。

Nwf

課題はたくさん。でも、目的を一にした同士がいれば、きっと日本は変わる。そんな意識を強くもてた研究会でした。みなさん、ありがとうございました!

平鍋

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プロフィール

平鍋 健児

平鍋 健児

株式会社チェンジビジョン代表取締役社長、永和システムマネジメント副社長。
オブジェクト指向開発、UMLの勘所、アジャイルな開発手法の未来、マインドマップのソフトウェア開発での利用方法、プロジェクトファシリテーション(見える化)を語ります。現在、マインドマップとUMLの融合エディタ、astah*(アスター、旧JUDE)を開発中。

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