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Xphistory_1 XP祭り2006にて話ました!

いや~、楽しかったです。XP祭り2006。よかったことたくさん、たくさんあるのですが(塊sの公式テーマソングとか、ライトニングトークスとか、くっしーのパンケーキとか)、まずはぼくの発表の資料、アップします。

XPの歴史を1999年のEmbrace Change本から順を追って振り返り、「XPの現在、過去、未来」をウォークスルーする、という趣向でした。このマインドマップは、A1にプリントアウトして壁に貼り、気に入った本にシールで投票してもらいます。

このセッションのぼくのねらいは、会場の一体感をつくるために、自分たちが関わってきた本や出来事を、思い出としてタイムラインでふりかえろう、というものです。読んだ本に「がっしゅ!」と声をもらったり、自分が関わった本のところでは大きくアピールしてもらったりしました。(うぅ~ん、あまりうまくいかなかったかもー。)

僕自身も、自分をふりかえることができてとても楽しい一時間でした。会を通じて、Kent Beck 2nd の第一行目、"XP is about social change."について再度考えました。

"Social Change"のソーシャルは、ソーシャルネットワーキングのソーシャルと同じ。だから、"Social Change"は、「人と人とのコミュニケーションのあり方の変化」なんです。そして、Kent Beck が 2nd の最後のページで言っているのは、"Social change is changing yourself." ということ。

そういったソーシャルな場作りとしてのXP祭りが成功していることに大きな勇気を感じました。そして、今、この業界で悩みを持っている人、壁にぶつかっている人が、「世界の変化は自分からしか起こらない」と気づいてくれること。

僕自身もXPで大きく変わりました。仲間を大切にしてここまでこれたことに最大の感謝をしたい。

※読める解像度のマインドマップはこちらから↓
http://wiki.esm.co.jp/HistoryOfXPAgileBooksbyKenjiHIRANABE.pdf

XP祭り参加のブロガーの方は、この記事に自由にトラバしていただいて結構です。

9/7 追記:参加者の方が会場に張ったマップの写真をとってくれました。「達人プログラマー」の人気が高かったようです。

平鍋

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プロフィール

平鍋 健児

平鍋 健児

株式会社チェンジビジョン代表取締役社長、永和システムマネジメント副社長。
オブジェクト指向開発、UMLの勘所、アジャイルな開発手法の未来、マインドマップのソフトウェア開発での利用方法、プロジェクトファシリテーション(見える化)を語ります。現在、マインドマップとUMLの融合エディタ、astah*(アスター、旧JUDE)を開発中。

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