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昨日は、NTTデータさんのPMセミナーで「プロジェクト・ファシリテーション~現場力をアップする見える化手法」の講演をさせて頂きました。(http://www.objectclub.jp/community/pf)
なんと、250名という参加で、熱気のある3時間。
ぼくの講演のほかにも、九州のプリンシパルPMである母里さんの実例に基づくお話が興味ぶかく、とても内容の濃い人間的なもので感動しました。
ぼくは講演中はいつも、「うんうん」とうなづく方を見つけて、その方に語りかけるように話す、というやり方で自分へのフィードバックを掛けるようにしていますが、昨日はうなづきの数が多く、途中で話にとっても乗っている自分に気づく。いつもよりもリラックスして、自分の力以上のものが出たと思います。やはりフィードバック重要。
プロジェクトファシリテーションは、どちらかというとPMの中の「静脈活動」に焦点をあてています。プロジェクトに参加している人は、仕事としてのプロジェクトの成功、という目的のほかにも、エンジニアとして質の高い人生の時間(QoEL)を得たいと思っている。この両立がテーマなんですが、PM的な観点からいうと、「甘い」とか「現実的でない」などと評価されることもあります。今回の講演でも、日本でおそらく最も多くのPMを擁する会社の1つである、NTTデータさん、ということで、講演の内容が甘いのではないか、びびっていました。
しかし、終わってみたら「こういうことをまっすぐな言葉で言ってくれてうれしい」、「すぐにでも始められることがたくさんあった」、「現実的なやりかたとして参考になった」、「この業界を改善していけるかもしれない」などのコメントを伝えに、わざわざ名刺交換にこられた方が25人もいらっしゃった。ぼく自身が、とても勇気をもらった2時間でした。現場のPMの方の多くの方に聞いていただくことができて、事務局の方に感謝しています(佐藤さん、みなさんありがとうございました!)。
母里さんと、タクシーの中で、システムの運用開始時に、神社に行って御札をもらったことがある、という内容で盛り上がりました。やはり、人事を尽くして天命を待つ、というか、どうしても人間の力の手が届かない部分があり、それも含めて、最後は万全を願う、ということはとても自然なことですね。
さて、今日は、稚内北星学園大学の丸山先生のレクチャーシリーズで、やはりこの「プロジェクト・ファシリテーション」を話してきます。
もし、このブログを見て、「うちでも話して欲しい!」という希望がありましたら、呼んで下さいね。
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