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XPの第2版の絵より(日本語版がもうすぐ出ます)。これを説明してみます。
XPは、「価値」、「原則」、「実践」という3つのレイヤーとしての体系化しています。
「価値」(value)は、3つのレイヤーの最上位であり、XPが大切にしていることを宣言したものです。価値をはっきりさせることで、この手法の目的を明示することができます。価値には、「普遍的」(universal)、「お互いに矛盾しない」(consistent)、「補完的」(complementary)、「目的を示す」(purposeful)という特徴があります。 「原則」(principle)は、第2の中間レイヤーであり、上位レイヤーである価値を達成するために従うべきガイド、および下位レイヤーである実践を導く考え方です。原則には、人間特性、経験から発見された法則などが含まれ、「広い領域に適用可能」(widely applicable)、「対象領域に特化」(domain specific)、「対立する項目も含む」(contradictory)という特徴があります。 「実践」(practice)は、第3のレイヤーであり、原則に則った、実際に実施する活動が定義されます。実践は、「具体的」(concrete)であり、「状況に埋め込まれ」(situated)ており、実際に実施しているかどうか「チェック可能」(accountable)という性質があります。
価値から話を始めるのは、ソフトウェア開発が「人を中心に据えた問題」だから。人は、「なぜ?」という問いに答えることを必要としている存在なのです。
http://topic.promane.com/iti/dtdisp.asp?en=JQcD1412131844
ITイノベーションさんが主催するサイト、「ザ・プロジェクト・マネジャーズ」で、ぼくのインタビュー記事が出ました。全5回という大作になってしまいましたが、ホストの能登原さんの名リードのお陰で、とてもぼくらしい内容になったと思います。過去、どうかんがえてどうしてきたか、今何を考えているか、これからどうしたいか、が、うまく出てる。
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