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« 2013年2月7日

2013年2月8日の投稿

2013年2月9日 »

株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモは、起業支援プログラム「ドコモ・イノベーションビレッジ」を、2013年2月7日より開始したことを発表しました。

起業支援プログラム「ドコモ・イノベーションビレッジ」を開始

応募した企業・団体・個人の中から、書類審査やプレゼンテーション、面接審査により、参加チーム(5、6チーム程)を選出し、200万円の助成金やオフィススペースやクラウドサービスなどの開発環境の提供、経営やサービス開発に関するアドバイスなどのさまざまな支援を行ない、約5か月間の開発期間を経て2013年9月下旬に開催するリリースイベントにおいてサービス開発の成果を発表することになっています。

優秀なサービスや技術を開発したチームに対して、ドコモのサービスとの連携やプロモーション支援等を実施する予定となっています。さらに、ドコモのコーポレートベンチャーファンド「ドコモ・イノベーションファンド」からの出資を検討することとなっています。

ドコモ・イノベーションビレッジにおける具体的な支援内容としては、

  • 助成金として200万円を提供
  • 共同オフィススペース(東京都港区)を提供
  • 事業化や開発プロセスにおける支援を目的として、専門家を招き、参加チームへの指導を実施
  • ドコモのAPIや、開発者向け技術情報の提供
  • 開発用のクラウド環境として、以下を提供
    NTTコミュニケーションズのパブリッククラウドサービス「Bizホスティング Cloudn」(上限額設定予定) http://www.ntt.com/cloudn/

となっています。

なお、ドコモ・イノベーションビレッジのホームページは以下のとおりとなっています。

image
http://www.docomo-de.net/09/village/

今回のリリースでは、ファンド運営会社「ドコモ・イノベーションベンチャーズ」およびコーポレートベンチャーファンド「ドコモ・イノベーションファンド」を設立のリリースや記者会見の発表もあり、記事でのとりあげや、ツイッターやフェイスブックでも大きな話題となっています。

スタートアップ企業にとって、ドコモのサービス連携の可能性がある支援の取り組みは、大きなメリットとなるでしょう。今後10年間の取り組みとしていることから、このイノベーションビレッジの取り組みを通じて、多くの魅力的なサービスが登場することが期待されるところです。

関連記事(2013.2.7)

ドコモが総額100億円のベンチャー支援ファンド、500 Startupsとも提 ITpro

NTTドコモが起業支援を開始 200万円を助成、出資や協業のチャンスも MSN産経ニュース

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ドコモ、ベンチャー投資を強化 ファンド設立 ITmedia

ドコモ、ベンチャーへの出資を本格化 - ファンド運用会社を子会社化 マイナビニュース

ドコモ、起業支援の取り組みを本格展開へ ケータイ Watch

ドコモ、ベンチャー支援ファンド設立 日本経済新聞

NTTドコモ、起業支援のファンド設立=2月下旬に運用総額100億円 時事通信

ドコモがモバイルベンチャー支援に本腰 500 Startupsとの事業提携も WirelessWire News

ドコモ、起業支援プログラム「ドコモ・イノベーションビレッジ」を開始 財経新聞

NTTドコモが500 Startupsと提携しスタートアップ支援に本格参入 — インキュベーションの応募も開始 TechCrunch

【レポート】起業支援プログラム「ドコモ・イノベーションビレッジ」で日本のビジネス界を元気に!! ドコモ担当者がアピール AndroWire(アンドロワイア)

 

 

MASAYUKI HAYASHI

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プロフィール

林 雅之

林 雅之

ICT企業勤務。クラウドサービスのマーケティングを担当。
国際大学GLOCOM客員研究員。社団法人クラウド利用促進機構アドバイザー。
著書『オープンクラウド入門(インプレスR&D)』『「クラウド・ビジネス」入門(創元社)』

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