『ビジネス2.0』の視点:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) 『ビジネス2.0』の視点

ICT、クラウドコンピューティングをビジネスそして日本の力に!

« 2012年3月8日

2012年3月9日の投稿

2012年3月10日 »

総務省は2012年3月7日、「災害時における情報通信の在り方に関する調査結果」を公表しました。東日本大震災の発生時から4月末頃までにおける被災者の方々の情報行動やICTの活用状況について調査を実施しています。

今回は、震災におけるソーシャルメディアの評価を中心にまとめてみたいと思います。

震災時に利用したメディアの評価

震災発生時は即時性の高いラジオが評価され、震災直後には安否確認等を行うため携帯電話・メールと、映像を伴う地上テレビが評価されています。その後は、地域性の高い情報を収集可能なインターネットの評価が高まっています。

image

 

情報収集手段の変化

発災直後や津波情報の収集では、ラジオ、テレビ、防災無線等の放送型の手段の利用率が高くなっています。

また、避難後の生活情報の収集では、インターネットや口コミなど、収集情報をユーザ自らが選択でき、地域の情報を収集、発信することが可能なツールの利用が増えています。

Twitterにより即時性、地域性の高い情報収集を実現した事例も存在しますが、被災地でのインターネット上の新しいサービスの利用は全体として限定的となっています。

image

インターネット先進ユーザの情報収集手段の変化

先進ユーザは、災害発生時よりインターネットメディアの利用率が高いが、避難後の利用率の向上は特に顕著となっています。Twitterの利用は震災発生直後の5%から非難後の生活情報では20%を超える結果となっています。

image

発災直後の情報収集手段と評価

発災時に利用した情報収集手段のうち、最も役に立った手段は、ラジオとテレビという回答が20%程度と特に高く、インターネットが9.3%と続いています。インターネットの内訳を見ると、それぞれの回答は5%未満と限定的ではあるものの、その中ではTwitterに対する評価が高くなっています。

image

 

被災地現場では、ソーシャルメディアの利用率は低いものの、利用者にとっては最も役立った手段など、総じて高い評価となっています。ソーシャルメディアを採用する自治体が増え、利用者数も増えていく中で、ソーシャルメディアは評価される情報収集手段として、その位置と評価は高まっていくのかもしれません。

 

image 「クラウド・ビジネス」入門 電子書籍版刊行

※担当キュレーター「わんとぴ

OneTopi「クラウド」@cloud_1topi(クラウド)   OneTopi「情報通信政策」@ict_1topi(情報通信政策) OneTopi「電子書籍」@ebook_1topi(電子書籍)

OneTopi「モバイル」@mobile_1topi(モバイル) OneTopi「SmartTV」@smarttv_1topi(スマートテレビ)

OneTopi「地域活性化」@localict_1tp(地域活性化)OneTopi「スマートシティ」@smartcity_1tp(スマートシティ)

MASAYUKI HAYASHI

« 2012年3月8日

2012年3月9日の投稿

2012年3月10日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

林 雅之

林 雅之

ICT企業勤務。クラウドサービスのマーケティングを担当。
国際大学GLOCOM客員研究員。社団法人クラウド利用促進機構アドバイザー。
著書『オープンクラウド入門(インプレスR&D)』『「クラウド・ビジネス」入門(創元社)』

詳しいプロフィール

Special

- PR -
最近のトラックバック
カレンダー
2013年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
business20
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ