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ICT、クラウドコンピューティングをビジネスそして日本の力に!

« 2011年7月25日

2011年7月26日の投稿

2011年7月27日 »

クラウドはの普及が進むにつれて、導入のプロセスは複雑化していくと考えられ、クラウドマイグレーションが大きなテーマになっていくと考えられます。

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クラウドを導入することで、導入効果や導入リスク、そして長期的に拡張をさせていく必要があり、拡張を見越した設計やマイグレーションが必要となり、そのためには最適化に向けたロードマップを策定し、実行していくことが必要となります。今後、クラウドマイグレーションビジネスが注目される可能性が考えられます。

図はあくまでも例になりますが、クラウドマイグレーションのロードマップをプライベートクラウドの例を中心に整理をしてみたいと思います。

まずは、データセンターの集約です。データセンターを集約することで物理的な集約やスケールメリットによるコスト効果を出していく必要があります。ただ、今回の震災にもあるように、BCP(事業継続)の必要はありますので、データセンターの冗長化は最低限対策をとっていく必要があります。

ネットワークの最適化では、データセンター側に多くのトラフィックが集中します。そのため、これまでの企業ネットワーク構成ではなく、データセンター中心であるデータセンターセントリックネットワークを構築する必要があるでしょう。また、クラウド側がスケールアウトなど柔軟なリソースコントールができることになれば、ネットワーク側も仮想ネットワークやバースト側のネットワークを整備することが重要となります。

そして、サーバーやストレージの統合に伴なう仮想化や標準化、プロビジョニングなど、全体のITリソースの効率化や最適化をしていく必要があります。

クラウドの導入が進んでいけば、クラウド連携の必要性が出てきます。クラウド連携にコンサルやサービス、そしてソリューションなどは今後多く登場することでしょう。クラウドブローカーやクラウドポータルというキーワードも登場しており、これらのサービスやソリューションを提供できる事業者は、今後のクラウドビジネス展開において競争優位となるのではないかと考えられます。

そして、クラウドの領域の拡大です。クラウドの普及が進むと、社内におけるクラウドの比率が次第に高まってきます。その際には、異なる複数のクラウドの運用管理も大きなテーマとなっていくでしょう。

そして、最後は最適化です。クラウドの理想型は、業界やグループでクラウドを構築するコミュニティクラウドです。すべてがクラウドにつながり、エコシステムをつくることができれば、大きな効果を生み出すことができるでしょう。

クラウド向かう未来とは?(1):クラウド進化のトレンド (2011.7.21)

クラウド向かう未来とは?(2):オープン化とエコシステム (2011.7.22)

クラウド向かう未来とは?(3):変化する意識と役割 (2011.7.25)

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MASAYUKI HAYASHI

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プロフィール

林 雅之

林 雅之

ICT企業勤務。クラウドサービスのマーケティングを担当。
国際大学GLOCOM客員研究員。社団法人クラウド利用促進機構アドバイザー。
著書『オープンクラウド入門(インプレスR&D)』『「クラウド・ビジネス」入門(創元社)』

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