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ICT、クラウドコンピューティングをビジネスそして日本の力に!

« 2011年6月8日

2011年6月9日の投稿

2011年6月10日 »

先日のブログでご報告をさせていただきましたが、6月1日から国際大学GLOCOMの客員研究員として勉強をさせていただくこととなりました。また、職場では、6月1日からこれまでの政府系の業務からクラウドサービスの開発企画を担当させていただくことになりました。

6月1日は、自分にとっても大きな節目になると、考えています。今回を機に、『会社員』『ブロガー』『客員研究員』の肩書きと立場を意識的に使い分け、それぞれの肩書きや立場の強みを活かして、行動していきたいと考えています。

それぞれの肩書きについての自分の思いを以下のとおり整理してみました。

 

『会社員』として

『会社員』の場合は、多くの場合は与えられたミッションは概ね決められています。与えられたミッションの中で、いかに、最大の成果を出していくことが求められます。会社の組織が大きければ大きいほど、組織の枠組みがしっかりを決められており、部長、課長、主査(係長)、社員といったように、上司と部下と関係が存在し、その関係を尊重しつつ、与えられた枠組みの中での会社の収益への貢献が大きなポイントとなります。

会社名の肩書きで対外的な講演や執筆をする際には、広報室や関係部署に相談しながら、所属する社員としての適正な行動が(当たり前なのですが)、必要となります。

『会社員』の立場としては、組織の動きを見ながら、組織やプロダクトが最適な方向に進むよう、社員の一人として、着実に行動をしていきたいと考えています。

 

『ブロガー』として

『ブロガー』としては、会社員の立場から一歩離れて、ICT業界のことを広く捉えて、情報発信をするようにしています。特に意識しているのは、業界への貢献意識です。業界への発展に対して、自分が何に貢献できるのか、日々試行錯誤を繰り返しながら、情報発信を続けています。また、業界の情報のインプットを繰り返し、自分自身の業界知識向上にも役立てています。そして、大きな財産となったのは、人とのつながりです。この人のつながりが、最近になって社内のビジネスにもようやく還元できるようになってきました。ブロガーによる情報発信、つまり、ウッフィー(感謝貨幣)の蓄積が、自分の視野や行動範囲を広げています。

ブロガーは、自分が置かれている肩書き・立場の中で、最も自に情報発信や行動をすることができます。ブログによる情報発信のトライ&エラーを繰り返すことにより、ビジネスなどの本番環境への備えをしていると考えても良いのかもしれません。

 

『客員研究員』として

ブロガーの場合は、日々の更新を意識しているため、内容が広く浅く、深い考察や分析が全くできていない状況です。また、会社員の場合は、与えられているミッションが限られているため、どうしても視野がせまくなりタコツボ化してしまうリスクがあるという危機感を自分自身持っています。

そこで、研究員としては、情報通信政策などの動向全般を見渡ししつ、掘り下げていきたいとテーマを選定し、研究をしていければと考えています。自分なりの思いとしては、クラウド社会システム論や情報通信政策全般、地域活性化、教育、スマートコミュニティ関連などを研究していければと考えています。また、対外的な執筆活動については、主に研究員の立場としての活動を中心にしていきたいと考えています。

 

3つの肩書き・立場から相乗効果を

3つの肩書きと立場はそれぞれ特徴があり、それぞれの肩書き・立場で行動することで、自分の視野と活動範囲、そして人とのつながりを広げていくことができると考えています。時には、どこかの立場でスランプに陥ることもあると思いますが、それぞれの肩書き・立場がお互いに支え合い、相乗効果を産み出していければ感じています。

 

 

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MASAYUKI HAYASHI

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プロフィール

林 雅之

林 雅之

ICT企業勤務。クラウドサービスのマーケティングを担当。
国際大学GLOCOM客員研究員。社団法人クラウド利用促進機構アドバイザー。
著書『オープンクラウド入門(インプレスR&D)』『「クラウド・ビジネス」入門(創元社)』

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