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ICT、クラウドコンピューティングをビジネスそして日本の力に!

« 2011年5月29日

2011年5月30日の投稿

2011年5月31日 »

総務省の「教育情報化」のページには、

  1. フューチャースクール推進事業
  2. 校内LAN整備の促進
  3. ICTメディアリテラシーの育成
  4. インターネットトラブル事例集

の取り組みが紹介されています。

中でもフューチャースクール推進事業の取り組みは、今後の教育分野におけるICT活用においては、重要な位置づけの一つになると考えています。

高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部(IT戦略本部)が2010年6月22日公表した「新たな情報通信技術戦略  工程表(案)」の中の「教育分野」の工程表です。総務省と文科省との連携施策の取り組みが紹介されています。総務省では、学校におけるICT利活用においては、主に技術的な視点から懸賞が進められています。

image

総務省の平成22年度におけるフューチャースクール推進事業においては、ICTを使った「協働教育」を推進するため、以下のとおり実施計画をたてて、調査研究を実施しています。

フューチャースクール推進事業実施計画

これらの事業を実施するにあたって、総務省は2010年5月24日、、ICT環境の構築や授業での具体的なICTの利活用方法等について検討し、ICTを利活用した協働教育推進のためのガイドライン(手引書)を策定することを目的とて「ICTを利活用した協働教育推進のための研究会」を設置しています。

2010年8月6日には、「「フューチャースクール推進事業」の実証研究に係る請負先と実証校の決定」が決定され、東日本地域はNTTコミュニケーションズ、西日本地域が富士通総研が請負先となっています。

これらの事業の実施後、各地域から以下のとおり調査報告書が公開されています。

image

1. 調査研究の概要 .................................................. 1
1.1 はじめに ....................................................... 1
1.2 実施概要と基本方針 ............................................. 1
2. 調査研究体制 .................................................... 4
2.1 全体委員会と地域協議会 ......................................... 5
2.2 ICT 支援員と ICT 支援企画員...................................... 9
3. 調査研究の手順とスケジュール ................................... 10
3.1 環境構築 ...................................................... 11
3.2 導入研修 ...................................................... 16
3.3 協働教育の手法を取り入れた授業実践 ............................ 18
3.4 評価 .......................................................... 19
3.5 公開授業開催状況 .............................................. 19
3.6 総務省研究会での指摘事項を踏まえた対応状況 .................... 20
4. 調査研究内容 ................................................... 23
4.1 ICT 環境の構築................................................. 23
4.2 事前調査 ...................................................... 23
4.3 事前調査を踏まえた ICT 環境の構築 .............................. 25
4.4 ICT 環境構築スケジュール....................................... 27
4.5 ICT 環境構築の内容............................................. 30
5. 調査研究項目 ................................................... 57
5.1 協働教育に係る ICT 環境の構築に関する調査 ...................... 57
5.2 ICT 環境の構築に際しての課題の抽出・分析....................... 57
5.3 利活用に関しての情報通信技術面等の課題の抽出・分析 ............ 82
5.4 導入・運用に係るコストや体制に関する課題の抽出・分析 .......... 92
6. ICT を利活用した協働教育の実証.................................. 95
6.1 ICT 利活用方策の分析........................................... 95
6.2 児童・教員・保護者に対するアンケート・ヒアリングによる評価 .... 95
6.3 公開授業におけるアンケート・ヒアリングによる評価 ............. 118
6.4 システムログによる評価 ....................................... 124
6.5 授業モデル・授業実践メモによる評価 ........................... 130
6.6 ICT 支援員日報による評価...................................... 134
6.7 協働教育プラットフォームの分析 ............................... 138
6.8 協働教育プラットフォーム間のデータ送受 ....................... 143
7. 将来に向けた ICT 利活用推進方策の検討 .......................... 144

これらの調査報告書などをもとに、総務省は2011年4月8日、「教育分野におけるICT利活用推進のための情報通信技術面に関するガイドライン(手引書)2011」を公表しています。

image

はじめに
    ❶本ガイドライン(手引書)の位置づけ
    ❷フューチャースクール推進事業について
第1章 教育分野におけるICT利活用の環境としくみ
    ❶実証研究における「協働教育」の考え方
    ❷実証研究におけるICT環境の構成
第2章 ICT環境導入の流れと課題
2.1 ICT環境導入の検討
2.2 ICT環境構築のための工事
    ❶学校の設備等に関する事前調査
    ❷電源工事(電源回路、電源コンセントの増設工事、分電盤の新設工事)
    ❸ネットワーク工事
    ❹機器の搬入・設置
    ❺協働教育プラットフォームの導入
2.3 ICT環境の運用
    ❶タブレットPCの設定
    ❷インタラクティブ・ホワイト・ボードの設定
    ❸校内ネットワークの設定
    ❹協働教育プラットフォームの設定
    ❺アプリケーション・教育コンテンツの整備
2.4 運用段階における関係者への支援及び対応
    ❶教員への支援
    ❷児童への支援
    ❸保護者への対応
    ❹ICT支援員への支援
    ❺関係者の連携への対応
2.5 実証研究に関わる実証校からの要望
附章 実証授業での取り組み
    ❶各実証校における取り組み事例
    ❷学校と家庭との連携における活用事例
    ❸実証授業のまとめ
おわりに

学校におけるICT環境整備にあたっては、学校現場の電源やネットワーク工事、運用環境の整備、そして、教員や児童への支援など、多岐に渡っています。

平成22年度の取り組みを受け、平成23年度では、学校現場における情報通信技術を中心とした課題抽出・分析するための実証事業を行うこととし、これまで実施してきた東西の合計10校を実証校を中心に普及展開を図るとしています。

image

また総務省の実証の流れを受け、文部科学省では2011年4月28日、「教育の情報化ビジョン」を公表しています。詳細は「教育情報化ビジョン(案)について」を参照ください。

教育分野にけるICT活用は、シンガポールや韓国などの海外においても利用が進んでいます。日本においても本格的にICT教育が進んでいくのか、デジタル教科書・教材は導入されていくのか、そしてその成果はどうなのか、ここ数年の動きが注目されるところです。

 

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MASAYUKI HAYASHI

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プロフィール

林 雅之

林 雅之

ICT企業勤務。クラウドサービスのマーケティングを担当。
国際大学GLOCOM客員研究員。社団法人クラウド利用促進機構アドバイザー。
著書『オープンクラウド入門(インプレスR&D)』『「クラウド・ビジネス」入門(創元社)』

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