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ICT、クラウドコンピューティングをビジネスそして日本の力に!

« 2011年2月8日

2011年2月9日の投稿

2011年2月10日 »

TwitterやFacebookなど、ソーシャルメディアが普及し、ビジネスに活用する事例が増えてきました。特に、TwitterやFacebookでは、人間性やつながりがわかり、ビジネスにおける人脈形成には非常に有効な手段であると考えられます。人脈形成は、社外とのつながりだけでなく、大企業の場合は社内の人脈も新たにつくることができる場合もあります。

所属する部署では、部長、課長、係長、社員といったように、組織があり、大枠は上長の指示のもと、自分のミッションをもって業務をするのが一般的かと思います。しかし、最近では、社内ツイッターやChatterなど社内ソーシャルメディアを利用し、組織や役職関係なく、フラットに情報交換をし、新たな動きを生み出す事例も多く見られるようになっています。企業によっては、縦割り組織が見られる場合もあり、「社員ガラパゴス」にならないためにも社内外横のつながりを作り、いざというときにお互いにビジネスを構築できる関係を保持しておくことが、国際競争がさらに進む中では益々重要となってきていると考えています。

IT業界においては、日々専門性が求められるようになっており、成果を出すことが求められているとともに、社内外において自分の専門性をしっかりと伝えていくことが重要となってきていると考えています。そこで、ポイントとなるのが、ブログなどによる専門性の高い情報の発信です。直接、自分の業務に関係する情報は発信することはできませんが、その周辺情報に関する専門性の高い情報を発信することができれば、自分の知識の蓄積とともに、発信する内容の品質が高ければ、必然と評価は高まっていくことでしょう。

例えば、クラウド関連の業務をしていれば、政策や海外の動向など後々自分に関係しそうなクラウドに関する情報を日々インプットし、その情報を整理してブログなどでアウトプットすることを繰り返すことによって、自分の専門性を高め、視野を広げていくことができると考えています。そうなれば、必然的にクラウド関連の人脈を構築することができ、仕事を進めていくにあたって自分の強みとなると感じています。

また、業界の動きが早いため、新しいビジネスが出てきた時に、時には組織設計が追いつかない場合があります。そのため、注目される分野については、自分自身が先行して、情報収集をし、ブログなどでアウトプットし、人脈をつくり、会社がそのビジネスを始めるといったときに、戦力となるような準備を心がけておくことも大切であると考えています。

自分の専門性を高める営みをソーシャルメディアを通じて表現することは、自分の知識の習得とともにつながりを形成することによって業界全体の事を考える機会にもなり、質の高い情報を発信し続けていくことができれば、必然と評価は高まっていきます。これらの営みが、仕事に楽しさを感じ、やりがいを感じるのではないかと、日々のブログ発信やソーシャルメディアの活用を通じて実感している今日この頃です。

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MASAYUKI HAYASHI

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プロフィール

林 雅之

林 雅之

ICT企業勤務。クラウドサービスのマーケティングを担当。
国際大学GLOCOM客員研究員。社団法人クラウド利用促進機構アドバイザー。
著書『オープンクラウド入門(インプレスR&D)』『「クラウド・ビジネス」入門(創元社)』

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