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先週、「ツイッターを活用する自治体一覧(途中作成です)」で紹介しましたが、自治体が公式にツイッターを活用する事例もかなり増えてきています。自治体だけでなく、現在リストを精査していますが、県知事や市長などの首長、商店街、観光協会など、持続的かつ積極的に活用しているケースが見受けられます。

先日、自治体の広報担当者の方と自治体のツイッター活用について、情報交換をしてきました。自治体としては、かなり先進的な取組をされていたというのが印象です。今後も地域の活性化のPRツールのために、ツイッターの活用が進んでいくのではないかと考えています。

最近では、書店にもFacebookの本が並びメディアでも紹介されるケースが増えてきており、私自身も少しづつ利用をしていますが、自治体の活用はどうでしょうか?

実際に調べてみたところ、自治体の公式ファンページとして確認できたのは、「米子市」と「ネギ太(米子氏公式キャラ)」でした。

米子市」のファンページのトップページは以下のとおりです。ウオール(掲示板)は、米子市の公式ページの新着情報からのRSSによる配信が中心となっています。

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基本データには、市の基本情報が掲載されています。

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ノートの活用では、米子市のあらましやよなご観光ガイド等の情報が掲載されています。

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次に、「ネギ太(米子氏公式キャラ)」を見てみましょう。

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参考ですが、ネギ太は、ツイッターでもキャラクターによるゆるキャラで、人気を集めています。

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ツイッターとFxebookをうまく使い分けて、ゆるキャラによるコミュニケーションをしっかりとって、ファンを増やしています。1月16日時点で、243人の人が「いいね」ボタンを押しており、今後のファン拡大が期待されます。

ノートの活用も「ネギ太的10大ニュース2010」などを写真を交えながら掲載しています。ツイッターの140文字ではつぶやけない情報も読みやすくまとめられています。

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驚いたのは【マスメディア露出】です。新聞は全国紙5紙全制覇のほか、山陰以外の地方紙にも掲載されているとのこと。また、TVもNHK「おはよう日本」日テレ「PON!」テレ朝「やじうまテレビ」などにも登場し、ネギタオルなどキャラクターグッズも かなりの売上です。

地域SNSが4,5年前から注目され、各地域でも利用が進んでいます。Facebookの場合は、ツイッターの良さと、地域SNSの良さのいいとこどりをし、オープンで地域密着型のコミュニケーションや、地域情報の案内、観光の案内や地域特産品の案内など、様々な可能性を秘めているのではないかと考えています。まだまだ利用している自治体は少ないので、まだまだ手探りの状態が続くかもしれませんが、近い将来は優良事例として紹介される自治体も登場するかもしれません。

まだまだ国内でFacebookの利用者は300万人前後と言われており、まだ多いとは言えませんが、世界での利用者は6億人を超えたと言われています。世界での利用と同様に、日本でも進むとすれば、地域活性化のためのFacebookの活用も進んでいくのではないでしょうか。

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MASAYUKI HAYASHI

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プロフィール

林 雅之

林 雅之

ICT企業勤務。クラウドサービスのマーケティングを担当。
国際大学GLOCOM客員研究員。社団法人クラウド利用促進機構アドバイザー。
著書『オープンクラウド入門(インプレスR&D)』『「クラウド・ビジネス」入門(創元社)』

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