『ビジネス2.0』の視点:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) 『ビジネス2.0』の視点

ICT、クラウドコンピューティングをビジネスそして日本の力に!

« 2010年11月11日

2010年11月12日の投稿

2010年11月13日 »

これまでブログを毎日書き続けて、3年半が経とうとしています。1年間、ネタがあるわけではなく、ネタ切れになり、苦労することが多々あります。また、ネタがあっても調べる時間がなく、投稿できないこともあります。その中で、最も意識しているのは、オリジナリティのあるストーリーです。

いくつかストーリーの例(クラウドの場合)を紹介しましょう。

クラウドビジネスのストーリー

クラウドコンピューティングは、ビジネスやサービス、そして、テクノロジーなど様々な視点で捉えることができます。また、利用モデルもプライベートクラウドからパブリッククラウドまで、多岐にわたり、人によってクラウドの捉え方は異なります。私自身が意識しているのは、クラウドビジネスであり、今後、成長が予測されている中で、企業ユーザ側の視点や提供者側の視点などに立ち、クラウドビジネスがどのように展開されていくのか、というのを整理していきたいと考えています。今後はクラウドと経済(Economy)の視点も考慮していきたいと思っています。

クラウド政策のストーリー

クラウドコンピューティングは、日本の国際競争力などの産業面も重要であり、電子政府や電子行政クラウド、そして、教育クラウド、医療クラウドのように、公共分野でのクラウド化は、今後、行政刷新や効率化、そしてコスト削減を進めていく上では、非常に重要なテーマとなります。また、データセンターの国内立地推進や、日本発のクラウドサービスの海外展開、標準化など、検討すべき項目は多いと考えています。これらの政策の流れを自分なりにストーリーをつくって整理していきたいと考えています。今後は海外政府のクラウド政策にももっと目を向けていきたいと考えています。

モバイルクラウドのストーリー

スマートフォーンやタブレットに代表されるように、マルチデバイス化が進み、次々と新しい端末が登場しています。また、LTEのようにモバイルブロードバンドも今後普及が見込まれています。また、モバイルに対応したサービスもさらに充実してくることでしょう。モバイル分野は今後大きな成長が見込まれるようになり、モバイルクラウドの分野はこれから真剣に追いかけていきたいと考えています。

その他のストーリー

クラウドコンピューティングは、開発や運用、仮想化、などのテクノロジなどのストーリーも必要になるでしょう。また、クラウドコンピューティングはセキュリティなどが不安視されていますので、セキュリティや安全性や信頼性、そして法制度の観点からストーリーをつくっていくのもありでしょう。また、クラウドビジネスを展開していくにあたって、経営や営業、SE、そして情報システム部門のあり方など、組織論でストーリーを考えていくのもおもしろいでしょう。

いずれにしても、クラウドコンピューティングは非常に奥が深く、様々な視点が考慮され、幅広い知識が要求されます。今後のブログもクラウドを中心に、様々な視点でストーリーをつくっていきたいと考えています。

MASAYUKI HAYASHI

« 2010年11月11日

2010年11月12日の投稿

2010年11月13日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

林 雅之

林 雅之

ICT企業勤務。クラウドサービスのマーケティングを担当。
国際大学GLOCOM客員研究員。社団法人クラウド利用促進機構アドバイザー。
著書『オープンクラウド入門(インプレスR&D)』『「クラウド・ビジネス」入門(創元社)』

詳しいプロフィール

Special

- PR -
最近のトラックバック
カレンダー
2013年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
business20
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ