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ICT、クラウドコンピューティングをビジネスそして日本の力に!

« 2009年12月17日

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2009年12月19日 »

スマートグリッドというキーワードがテレビでも紹介されるようになり、注目度が増しています。そして、ついにスマートグリッド関連の本も発売されます。スマートグリッド入門、それから本日、インプレスから『日米欧のスマートグリッド政策と標準化動向2010』が発売されます。

今年のクラウドやツイッターのように、スマートグリッドも同じように書店に多く本が並ぶ可能性はあるでしょう。早速ですが、スマートグリッド入門を購入してみました。まだ最初のほうしか読めていませんが、気になるところを少しご紹介したいと思います。

第1章に書かれている「スマートグリッドが期待される9つの期待」とは、

  1. 省エネ
  2.    
  3. 信頼性の向上
  4.    
  5. 再生可能エネルギーの導入
  6.    
  7. 安全性の向上
  8.    
  9. マクロ経済に与える影響の成長戦略
  10.    
  11. コストの削減
  12.    
  13. 顧客の選択肢が広がる
  14.    
  15. エネルギー安全保証の観点
  16.    
  17. 地球温暖化への対応

となっています。もう少し概要を整理してみたいと思います。

1の省エネ:電力の「見える化」によってリアルタイムで電力を制御し、エネルギーロスを減らし省エネにつなげることが可能

2の信頼性の向上:スマートグリッドによって送配電網が情報化すれば、ネットワークのように運用監視ができるようになり、故障時においても、瞬時に他の電源を探し当て、電気の流れを自動的に制御することが可能

3の再生可能エネルギー:スマートメーターの存在が重要な役割を果たし、自宅の電力の使用状況に見える化だけでなく、電力会社にも自宅の太陽光發展の情報を送信し、共有することが可能

4の安全性の向上:スマートグリッドによって送配電網が情報化すれば、常時監視が可能となり、障害の復旧も自動化されるか迅速化

5のマクロ経済に与える影響の成長戦略:スマートグリッドに対応したスマート家電の登場や、風力や地熱などの発電設備、太陽光パネルなどの利用拡大が可能

6のコスト削減:電力の見える化、つまり、電力仕様の自動化・最適化による電気代の節約が期待

7の顧客の選択が広がる:消費者が電気の発電、送電、制御について、スマートメータの利用によって主体的に関与(プログラムを選択)することが可能

8のエネルギー安全保障の観点:石油は、政情不安の地域からの輸入が多く国家の安全保障に問題があり、スマートグリッドで省エネと再生可能なエネルギーの割合が増えれば輸入も抑制することが可能

9の地球温暖化への対応:太陽熱、風力熱、地熱はCO2を排出せず、これらの自然エネルギーの活用にはスマートグリッドが必要

以上のように様々な期待がされています。スマートグリッドでは、日米で取り巻く環境が大きくことなり、スマートグリッドへの対応方法は異なる部分も多いでしょう。スマートグリッドの流れは世界規模で加速化しており、今後の重要な社会インフラとして位置づけられ、様々なビジネスの成長への期待がもてることでしょう。だからこそ、今、日本も世界市場の中で、イニシアティブをとっていかなければならない時期に来ているといえるのかもしれません。

 

MASAYUKI HAYASHI

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プロフィール

林 雅之

林 雅之

ICT企業勤務。クラウドサービスのマーケティングを担当。
国際大学GLOCOM客員研究員。社団法人クラウド利用促進機構アドバイザー。
著書『オープンクラウド入門(インプレスR&D)』『「クラウド・ビジネス」入門(創元社)』

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