『ビジネス2.0』の視点:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) 『ビジネス2.0』の視点

ICT、クラウドコンピューティングをビジネスそして日本の力に!

« 2009年10月14日

2009年10月15日の投稿

2009年10月16日 »

電子経済産業省アイディアボックス」が10月14日に開設したので、早速昼休みにアクセスをしてみました。

新規登録をし、ログインをすると、アイデアを簡単に投稿することができます。投稿されたアイデアは、「最近のアイデア」にリスト化され、人気アイデアもクリックして閲覧することができます。さらに、個々のアイデアに対して「賛成」と「反対」のボタンを押すことができ、コメントでアイデアに対する自分の意見なども投稿することができます。そしてサイト左側では、「1.電子手続き」や「2.行政ホームページ」等カテゴリ別に、アイデアのリストを一覧することができます。

image

一方、約1ヶ月間の試験サイトとして運用するだけのため、お金をかけられないというのはあるかもしれませんが、まだまだ改善の余地はあるように思えました。以下、簡単にあったらいいと思われる機能をいくつかあげさせていただきたいと思います。

サイトの構成について
コメントがどのように投稿され、議論されているのかわかりにくいため、例えばサイトの右側でコメント一覧を掲示するなど、議論の見える化が図れると良いのではと思いました。また、どのようなアイデアが人気があるのが、トップページ上で確認できるサイト設計をされると良いのではないかと思いました。コメントと人気ランキングの状況がわかると、アイデアボックスにアクセスした方は、サイトの状況の確認がしやすくなるのかもしれません。
   

また、サイトの左側では、全カテゴリ別に表示されていますが、どこのカテゴリに今どの程度の投稿数があるのか、トップページでは、確認することができません。そのため、サイトのないカテゴリサイトにアクセスしてしまうと、クリックが無駄だったと感じることもあるかもしれません。各カテゴリに例えば「1.電子手続き(15)」等の投稿数が入るとわかりやすいのではないでしょうか。

そして、トップページには「最近のアイデア」では5件の投稿リストのタイトルしか閲覧することができません。トップページにアクセスすると、あまりサイトが利用されていないという錯覚に陥ります。この辺はトップページの掲載リストを増やすか、もしくは一覧ボタンをつくり、一覧で見れるサイトへの誘導をしていく必要があるかもしれません。

それから、Twitterやブログ、それからソーシャルブックマークのボタンをつくるなど、その他のソーシャルメディアの連携を図るということもあるでしょう。さらに、Twitterのアカウントをとって、アイデアボックスの中で今が話題となって議論されているか、アクセスが多いか、などをTwitterで発信するというのもありかもしれません。

使い方の用途について
また、政府がとりまとめた中間報告書において、本サイトでパブリックコメントを求め、意見交換をするといったこともできるかもしれません。
   

今後の展開について
本施策は、意見募集システムの可能性の実験を目的としているため、期間終了後本サイトは閉鎖するとのことです。寄せられた意見は、その後も公開し、今後の電子政府事業の検討の参考としていくようです。
 

米国の事例を見てみると、どうでしょうか? オバマ大統領の新政権移行時の「Change.gov」のサイトにおいては、多くの支持を得たアイデアは「The Citizen's Briefing Book」として、直接オバマ大統領と閣僚に届けられています。

日本においては、アイデアボックスに掲載された意見が、どのようにまとめられ、政府のどのような人にまで届けられるのか、関心があるところです。

いずれにしても、本施策は初めての試みのため、試行錯誤のところあるかと思います。これらの取組みが、全府省に展開されるぐらい効果が確認できると良いのですが、この1ヶ月の動きが注目されるところです。

MASAYUKI HAYASHI

« 2009年10月14日

2009年10月15日の投稿

2009年10月16日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

林 雅之

林 雅之

ICT企業勤務。クラウドサービスのマーケティングを担当。
国際大学GLOCOM客員研究員。社団法人クラウド利用促進機構アドバイザー。
著書『オープンクラウド入門(インプレスR&D)』『「クラウド・ビジネス」入門(創元社)』

詳しいプロフィール

Special

- PR -
最近のトラックバック
カレンダー
2013年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
business20
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ