『ビジネス2.0』の視点:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) 『ビジネス2.0』の視点

ICT、クラウドコンピューティングをビジネスそして日本の力に!

« 2009年10月2日

2009年10月3日の投稿

2009年10月4日 »

先日、勝間和代氏の著書「目立つ力」を購入し、ざっと読んでみました。購入した目的は、私自身オルタナティブ・ブログでブログを書いているため、少し頭の整理をしてみようと思ったためです。

勝間氏が本書で、伝えたかったのは以下の内容に集約されるのではないかと考えています。

目立つことによって、夢を達成しやすくすること目的とする。そのためには、ブログ等のソーシャルメディアが有効であり、ブログという自分を可視化する「立体名刺」を使い、戦略的に自分を知ってもらうことで、新しいチャンスを広げていく。そのための戦略や表現手法、改善・継続等の内容が書かれています。

これらの内容について、共感できるところは多々ありました。

しかし、勝間氏のように行動し、これから始めて「αブロガー」の領域に持っていくのはかなり厳しいのではないかと考えています。それは、今始めるのはあまりにも後発だからです。小さく始め、うちわで盛り上がり、楽しくブログを活用するというレベルであれば大丈夫かと思いますが、ブログで目立ち、そして夢を実現するレベルまで持っていくためには、普通の人であれば、相当の努力が必要でしょう。

実際に私も、3年近く前に、まず個人でブログを始め、1ヶ月近く毎日書き続けました。どんなにがんばっても最高でも1日のアクセスは100を越えるがやっとでした。「目立つ力」の中でも100未満は「完全な個人ブログ」と書かれており、個人ブログの枠組みの中で、ブログを書くというモチベーションを維持することはなかなか難しいでしょう

ここで近道を教えましょう。オルタナティブ・ブログに登録しオルタナブロガーとしてブログを始めることです。

オルタナティブ・ブログでは応募の条件として以下のような方項目をあげています。

1. 大学・研究所に所属し、IT関連分野の執筆活動を行ってきた方   
2. IT系企業あるいは類似した職場に所属しており、実名でIT執筆が可能な方    
3. そのほか、IT関連分野で執筆活動をしたことのあるジャーナリストなど

私はIT系企業に勤めていたので2に該当し、ブログを書くきっかけをいただきました。ブログを書き始めた頃は、過去個人で書いた内容をそのままコピーした記事もありますが、アクセス数は比べ物にならないくらい飛躍的に伸びました。つまり、ブログは自分だけのブランドだけで勝負するのではなく、オルタナティブ・ブログというブランドを有効活用し、より戦略的に「立体名刺」を作っていくことが「目立つ」ための早道となるのです。

オルタナティブ・ブログは実名ブログなので、大変勇気がいることなのですが、実名で勝負することは様々なメリットをもたらしてくれます。実名が集まる集団の中で実名でブログを書けば、信頼性は増し、必然的にいろんなとこから話をいただき、チャンスを広げていくことができるのです。(私自身のブログから得た様々なことは、「オルタナティブな生き方」のインタビュー記事を参照ください。)

個人でブログを書くというのは、様々な人がアクセスしてくれてつながりが生まれるということがあるのですが、孤独を感じることも多々あります。実際私も個人ブログをしていたときはそう感じました。

オルタナティブ・ブログであれば、毎日数十のブログが投稿され、皆でブログを作り上げていくという連帯感が生まれます。そして、毎月の定例会でオフラインでも交流することができます。これだけいろんなところで活躍されているブロガーの方々とオフラインで情報交換ができるのは、本当に貴重な機会です。

「目立つ力」を読んで、「よし!ブログを書こう」と思った方は、是非、オルタナティブ・ブログも検討の候補に入れてみてください。このブログで読んだのがきっかけとなって、オルタナティブ・ブログを始める方がいらっしゃれば本望です。

そういう方がいらっしゃれば、Twitterやメール(mhayasi.z(アットマーク)gmail.com)でコメント等ください。よろしくお願いします。

   

MASAYUKI HAYASHI

« 2009年10月2日

2009年10月3日の投稿

2009年10月4日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

林 雅之

林 雅之

ICT企業勤務。クラウドサービスのマーケティングを担当。
国際大学GLOCOM客員研究員。社団法人クラウド利用促進機構アドバイザー。
著書『オープンクラウド入門(インプレスR&D)』『「クラウド・ビジネス」入門(創元社)』

詳しいプロフィール

Special

- PR -
最近のトラックバック
カレンダー
2013年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
business20
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ