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ICT、クラウドコンピューティングをビジネスそして日本の力に!

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ドコモから夏モデルが発表された時は、ついにAndroidケータイが日本上陸するということで真っ先に「HT-03A」を購入することを検討していたのですが、今はT-01Aどちらにするかかなり迷っています。

砂金さんのブログにも書かれているようにスマートフォンを買うことを前提に考えているようであれば、「T-01A」も選択肢の一つとしてチェックすることをお勧めします。スマートフォンのスペックにおいては、「T-01A」が上回っているのは確かです。以下、砂金さんのブログを少し引用させていただいます。

画面サイズは、   
「T-01A」が、約4.1インチ ワイドVGA(480×800ピクセル) 6万5536色TFT液晶に対して、「HT-03A」が約3.2インチ ハーフVGA(320×480ピクセル) 65536色TFT液晶

連続待受時間は、   
「T-01A」がW-CDMA:約250時間/GSM:約180時間   
に対して、「HT-03A」が、W-CDMA:約140時間/GSM:約100時間と約半分程度の時間となっています。

CPUは、   
「T-01A」が、Qualcomm Snapdragon QSD2850, 1 GHz に対し、「HT-03A」が、Qualcomm MSM7201a, 528 MHz (ソース)と約半分程度となります。

その他、「T-01A」の外部メモリがmicroSDHC(最大16GB)に対して、「HT-03A」はmicroSDHC(4GB)までしか利用できず、データ保存の大容量化が進んでいる中においては、少々心もとない記憶容量です。

「T-01A」は既に、NTTドコモの販売店等にモックが置かれているので何度か触ってみたのですが、4.1型の画面の大きさと最薄9.9mmは所有意欲を満たし、ネット中心で利用するのであれば、まさにピッタリの端末と言えるでしょう。

続いて、OSとアプリケーションを考えてみたいと思いますが、「HT-03A」はAndroid 1.5のOSが搭載されており、Googleのサービスを快適に利用できるのは、メリットが大きいかと思います。さらには、Androidマーケットから世界の様々なアプリケーションが利用できるのは魅力的です。

一方、「T-01A」ではWindows Mobile 6.1 Professionalの日本語版が搭載されています。Windows Mobileはこれまでやや操作性が遅いという印象があったのですが、今回、1 GHz のCPUが搭載されれていることを考えるとその問題も解消されるでしょう。それから、写真や音楽や動画やRSS等エンターテイメント系機能がまとまったブラウザの「Kinoma Play」が評判が高く期待がもてそうです。

米ガートナが5月20日に発表した世界市場における携帯端末の調査結果によると携帯電話の販売台数は前年同期と比べると8.6%減少している一方で、スマートの販売台数は前年同期で12.7%増加しています。BlackberryのResearch In Motion(RIM)とiPhoneの米Appleが販売台数を伸ばしいます。

WindowsのOSはパソコン市場ではシェアを圧倒しているものの、携帯市場においては必ずしもそうではありません。また、AndroidはOSがオープンソースで魅力的な機能を持っているものの、後発のためどこまでシェアを伸ばしてくるのかまだまだ見えていません。スマートフォンを購入する場合、どのOSにするかというのも大きなポイントなってくるでしょう。あとは、スマートフォンの多くはiモードやワンセグ等、日本特有の機能がないのをどこまで我慢できるかというのもポイントとなるでしょう。

私自身は、スマートフォンを購入することを大前提としているため、第一候補として、「T-01A」と「HT-03A」、対抗馬はどうしても日本のサービスを捨てられない場合は「SH-04」ということで検討を進めています。

MASAYUKI HAYASHI

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プロフィール

林 雅之

林 雅之

ICT企業勤務。クラウドサービスのマーケティングを担当。
国際大学GLOCOM客員研究員。社団法人クラウド利用促進機構アドバイザー。
著書『オープンクラウド入門(インプレスR&D)』『「クラウド・ビジネス」入門(創元社)』

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