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ICT、クラウドコンピューティングをビジネスそして日本の力に!

« 2009年5月19日

2009年5月20日の投稿

2009年5月21日 »

私自身この日ととても楽しみにしていました。ついにドコモからAndroidケータイ「HT-03A」が発売されることが正式に公表されました。しかし、松尾さんのブログ等にもあるように思ったよりは市場の反応はやや低いように見受けられます。

Yahoo!ニュースのクリックリサーチで「NTTドコモの09年夏モデルで気になるのは?」(2009年5月19日現在)では、“ヱヴァケータイ”「SH-06A NERV」が25%でダントツの1位、続いて2位が「HT-03A」の12%となっています。3位が「SH-06A」の10%ということを考えると、Androidケータイの初上陸としては、それほど突出した人気とは言い難い状況ではないかと考えています。昨年の「iPhone 3G」の販売と比べると発売日当日の長蛇の列は限定的かもしれません。むしろ、“ヱヴァケータイ”「SH-06A NERV」が限定3万台のため、並ぶ消費者が多いのではないでしょうか。

Androidは、Googleの多くのサービスが利用できるほか、Androidマーケット等でアプリケーションをオンラインで購入し、カスタマイズできる等たくさんメリットが多いのですが、一方でiモード等ドコモオリジナルのサービスがあまり利用できないといったデメリットもあります。特にiモードのメールがプッシュ型で利用できないため、多くの人がここで躊躇するのではないかと感じています。

将来、Android上でiモードのアプリケーションが動くための検討や開発が進められているようですが、詳細ははっきりしていないため、この移行期間をどう乗り切るかということが大きなポイントとなるかと思われます。

一方でAndroidはオープンソースのため、価格面では、他の携帯向けOS搭載の携帯端末と比べると割安になることが予想されます。ここ数年間、やや割高なイメージがあったのですが、Androidケータイ上陸により、一気に価格の構造が変化する可能性も十分に考えられるでしょう。

私自身が、実はこれまで「SH-04」を買おうか買わないか相当迷っていたのですが、Androidケータイの製品を実際手で触って確認した上で何を買うか決めたいと考えていました。iモード等が利用できないデメリットをよく考え、「HT-03A」を買うという方向で検討を進めようと思っています。

今回の報道発表でそれほど大きなインパクトはなかったという印象はあるのですが、ユーザが使い始め、その利便性を感じ、そして世界の様々なアプリケーションを利用できることのメリットを感じたときは、やはりシェアの高いドコモからの端末だけあって、iPhoneを超える国内販売数は十分に考えられるのではないでしょうか。

MASAYUKI HAYASHI

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プロフィール

林 雅之

林 雅之

ICT企業勤務。クラウドサービスのマーケティングを担当。
国際大学GLOCOM客員研究員。社団法人クラウド利用促進機構アドバイザー。
著書『オープンクラウド入門(インプレスR&D)』『「クラウド・ビジネス」入門(創元社)』

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