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ICT、クラウドコンピューティングをビジネスそして日本の力に!

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2009年5月5日の投稿

2009年5月6日 »

テレビや新聞を読むと毎日、新型インフルエンザについてのニュースが賑わしています。また、ゴールデンウイーク中のため高速道路の渋滞の様子の映像がよく流れています。

私の家族でも万が一のことに備え、米やレトルト食品、そしてマスク等をかなり多めに購入しています。また、ゴールデンウィークは高速道路を利用しましたが、なるべく混雑をさける道や時間を選び、より有意義な時間を過ごすよう意識をしています。

もちろん新型インフルエンザがこれ以上広がりを見せると、世界にとって大きな問題であり、対策を強めていかなければならないのは事実です。しかしながら、マスコミの影響は非常に大きく、このように連日のように放送されてしまうと、国民全体の意識として、それだけの対策に目を向けてしまうことが、非常に懸念されるところです。リスクを正しく把握し、その対応スキルが求められてきています。

リスクリテラシー入門 サマリー」の中を読むと、は2003年10月から2005年5月までに発生したリスクを以下のとおりあげています。

1.マネジメント全般   
2.社員・トップ不祥事    
3.ネットワーク・リスク    
4.火災、爆発、事故    
5.商品の欠陥、サービスの不手際    
6.戦争、テロ、誘拐    
7.自然災害    
8.伝染病、食の安全    
9.社員・家族の安全

では、リスク・リテラシーとはどういう意味をもっているのでしょうか?「現代リスクの基礎知識」の中では以下のように定義しています。

リスクに接する際、その背景にまで考えを及ばせ、リスクの波及範囲を正しく見極め、対処する力です。      
リスクリテラシーを磨くことによって、リスクを的確に判断して行動できるようになるため、徒に怯えたり、逆に先送りしない対処方法をとることができるようになります。

最近では、金融危機、雇用危機、国の借金、年金問題、地球温暖化、超高齢化社会、等様々のリスクの数が増え、各々のリスクが増大しているとことが考えられます。以前より将来に不安を抱えている人が増えてきているのも、これらのリスクの多様化と増大による影響が多いのではないでしょうか。

勝間氏の「会社に人生を預けるな リスク・リテラシーを磨く」 でもリスク・リテラシーについての重要性が述べられています。勝間氏は学校教育において、ITリテラシーと同じくらい、リスク・リテラシーを学習する機会を作るべきだと指摘していますが、将来、リスクが増大していくことを考えると、子どもたちには、若いうちからリスクを理解させ、将来に備える心構えをさせていくことが必要なのかもしれません。

個々の置かれている立場や環境によって、何がリスクなのか、リスクの深刻さはどの程度なのかといったことは、もちろん異なるでしょう。一人ひとりが将来に夢を持ち、期待を抱けるようになるためには、まず、リスク・リテラシを身につけ正しく行動していくことが、これまでよりもさらに求められる時代となったといえるのではないでしょうか。

   

 

 
MASAYUKI HAYASHI

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プロフィール

林 雅之

林 雅之

ICT企業勤務。クラウドサービスのマーケティングを担当。
国際大学GLOCOM客員研究員。社団法人クラウド利用促進機構アドバイザー。
著書『オープンクラウド入門(インプレスR&D)』『「クラウド・ビジネス」入門(創元社)』

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