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ICT、クラウドコンピューティングをビジネスそして日本の力に!

« 2009年3月4日

2009年3月5日の投稿

2009年3月6日 »

吉川さんの「2009年度の新人は「タッチパネル式携帯型」~新年度の新入社員のタイプを考えてみようという企画」に少し反応してみたいと思います。

2008年は「カーリング型」なので、この流れを考えると「アイススケート型」が良いのではないかと思います。就職活動中は、超売り手市場で、会社に入ってから活躍される舞台を用意されるはずでした。しかしながら、2010年度入社を目指して就職活動している学生にとっては、超氷河期と呼ばれる時代となっています。

氷のような舞台で自分自身を演じなければならず、思いのほか、滑ったり転倒してしまうこともあるでしょう。転倒してしまったときの氷は冷たく、氷が割れたり溶けたりすることもあるでしょう。難易度が高く、周りをひきつける演技をしていくには時間を要すかもしれません。そして、社員が舞台の上で、観客を魅了する演技をすることができる社員も出てくるかと思われますが、ごく少数に限られてしまうかもしれません。2009年度は売り手市場で比較的容易に入社できたものの、現実の不況を目の辺りにする厳しい現実が待っているのではないでしょうか。

次にITで例えてみるとどうでしょうか? 

「スマートフォン型」が良いのではないかと思います。今の若い世代が物心がついたころからネットを利用しているデジタルネイティブの世代でもあります。おそらく机に座ってパソコンで業務をするよりも、いつからどこでもスマートフォンを使って業務をするほうを好むのかもしれません。スマートフォーンを使ってコミュニケーションをすることにも慣れている人が多いのではないでしょうか。

スマートフォンはiPhoneやBlackberry、そしてAndroid搭載の携帯端末など、スマートフォンの種類は多種多様です。2009年度の新入社員もこれからのスマートフォンのように、様々な個性をもっており、よくも悪くも会社に影響を及ぼすことになるでしょう。そういった意味で、2009年度は「スマートフォン型」がフィットするのではないかと思います。

ITで例えた場合は「スマートフォン型」、そうでない場合は「アイススケート型」が良いのではないかと思います。(二つあげてすいません・・)。

MASAYUKI HAYASHI

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プロフィール

林 雅之

林 雅之

ICT企業勤務。クラウドサービスのマーケティングを担当。
国際大学GLOCOM客員研究員。社団法人クラウド利用促進機構アドバイザー。
著書『オープンクラウド入門(インプレスR&D)』『「クラウド・ビジネス」入門(創元社)』

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