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VAIO type Pを購入したときの喜びは、昔、初代シグマリオンを買った頃の喜びとなぜか似ているような気がしています。

2000年9月に発売された当時の初代シグマリオンの発売は、ネットにつながるコンセプト端末として、5万円前後で販売されたことは、自分にとってはものすごく衝撃的でした。発売日だったか記憶は定かではありませんが、真っ先に購入した記憶があります。重さも500g以下と本当によく外出先に持ち歩いていた記憶があります。ただ、ネットの速度が遅く、またブラウザをたちあげてもなかなか動かず非常にストレスを感じたことを記憶しています。 少し前のモバイルギアも良かったですが、少し値段が高かったような記憶があります。

もう少し前に戻ってしまいますが、1996年発売の初代モデルLibrettoも真っ先に購入しました。当時世界最小・最軽量でこの小さなパソコンで利用できたのは少し感動的でした。なけなしのお金で18万円くらいで購入したのですが、残念ながら、おもちゃで終わったような気がします。

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2002年7月には、FOMA対応のSH2101V が発売されましたが、これもしばらく利用しました。ネットにすぐにつなげて、テキストが打てるのは魅力でした。ただ、当時のFOMAはバッテリーがすぐに切れてしまい、スペアのバッテリーを7000円も出して購入したのですが、あまりにもバッテリーの持ちが悪く、電波の受信も悪くて途中で使うのをあきらめてしまいました。

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2003年4月にはシグマリオンⅢが出ましたが、SH2101Vを使っていたので、すぐには買わず、中古で購入しました。ウィンドウズCEですぐに起動できるのは魅力的でした。今でも時々利用したりしていますが、画面が小さく、ブラウザのスピードも遅く、機能も制限されているので、なかなか常時使うレベルではありませんでした。

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シグマリオンⅢの次(後継機)をすごく期待していたのですが、残念ながら出てきませんでした。5年くらい、このような500グラムを前後でしっかりキータッチができる魅力ある端末が出てこなかったような気がします。2008年7月にWillcom D4出ましたが、重量も重くて、残念ながら、キータッチがいまいちで買おうと思うまで気が進みませんでした。
 

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そして、VAIO type Pがやってきました。白のVAIO type Pを見たときに、本当に初代のシグマリオンと似ているなあと感じて、取り出して比較写真をとってみました。一回り大きさは違うものの、何か似たものを感じました。おそらく買ったときの喜びが似ていたからでしょう。

NEC_0329

 

この10年間の間、東芝のリブレットや初代シグマリオンから、試行錯誤をくりかえしながら、キータッチのできる500グラム前後の端末をずっと追い続けてきましたが、なかなか満足できるものと出会うことができませんでした。さすがに今回のtype P はしばらくは使えそうな雰囲気です。ようやく、自分にとって理想の端末と出会えたような気がします。

 

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MASAYUKI HAYASHI

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プロフィール

林 雅之

林 雅之

ICT企業勤務。クラウドサービスのマーケティングを担当。
国際大学GLOCOM客員研究員。社団法人クラウド利用促進機構アドバイザー。
著書『オープンクラウド入門(インプレスR&D)』『「クラウド・ビジネス」入門(創元社)』

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