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ICT、クラウドコンピューティングをビジネスそして日本の力に!

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2008年12月6日の投稿

2008年12月7日 »

2-5. ITmedia エンタープライズのNGN記事のアクセス傾向について

4つのテーマを整理してきましたが、そのアクセス傾向をまとめたのが以下の図です。縦の指標がアクセス数、右の指標がソーシャルブックマーク数を示しています。アクセス数が多いほど、キーワードへの関心が高く、ブックマーク数が多いほど情報を求めている傾向があります。つまり右上にあるほど、読者へのインパクトは大きい内容と言えるでしょう。 

clip_image002

       
  • アクセスの全般の傾向としては、    
    NGNに関して、NGN上で何ができるかという新しいビジネスモデルの情報を求めている
  •    
  • クラウドコンピューティングとNGNの組み合わせのキーワードには興味はもっている    
    等があげられます。

2-6. ITmedia オルタナティブ・ブログの記事のアクセス傾向

これまで20前後のNGNに関するブログを書いてきた。中でも、「SaaS普及の鍵はNGN?」という記事へのアクセスが継続的に続いており、NGNとSaaSとの関連性にユーザの関心が非常に高いことがわかりました。本ブログに対して検索が多いのは、上位から「NGN」、「SaaS over NGN」、「SaaS NGN」、「NGN SaaS」、「NGN 教育」となっています。(2008年9月11日現在)   

NGNをテーマにしたブログに関するアクセス傾向は以下のとおりとなります。

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ユーザは、SaaSやGoogle Appsやクラウドコンピューティング等のプラットフォームレイヤとNGNの関連性に高い関心を示すとともに、NGNに関するトレンド的な情報を集めている傾向が見られます。その一方で、NGNによる漠然とした社会変化については、関心はあまり高くないようです。 

   
2-7. NGNの記事へのアクセスから【まとめ】

ITmedia エンタープライズとITmedia オルタナティブ・ブログの概要とアクセス傾向を整理してきましたが、ユーザの関心が高かった内容は、NGNでどのような新しいビジネスモデルが考えられるのか? また、どんな期待ができるのか? SaaSやクラウドコンピューティング等、NGNのプラットフォーム上で何ができるのか? また、どんなメリットがあるのか? などに関心が高いことがわかりました。 

その一方で、関心の低かった内容として、社会変化など一般論に関しては関心を示さず、より具体な提案を求めている傾向が見られます。また、コンシューマーユーザは、NGNでなくてもインターネットで十分だという意識をもっているように見受けられます。

MASAYUKI HAYASHI

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プロフィール

林 雅之

林 雅之

ICT企業勤務。クラウドサービスのマーケティングを担当。
国際大学GLOCOM客員研究員。社団法人クラウド利用促進機構アドバイザー。
著書『オープンクラウド入門(インプレスR&D)』『「クラウド・ビジネス」入門(創元社)』

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