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2008年10月20日の投稿

2008年10月21日 »

昨年6月から毎日ブログの更新を始めてからそろそろ500日になります。正直、ここまで毎日できるとは到底想像できませんでした。

前回、1年間(365日)を一度区切りにしてこれまでの取り組みを整理してみましたが、改めて何故ここまで続けることができたかというのを整理してみたいと思います。 

精神的な安定感

一番重要だったのは、精神的な安定感だったのではないかと思います。1年間の中で必ず仕事においてもプライベートにおいても落ち込んだり、モチベーションが下がったりすることは少なからずあるでしょう。この1年間ちょっと、心身ともに健康だった点は大きかったと思います。 

自分の領域をある程度確立できた

ブログを毎日書いていると、仕事に直結することはなかなか書くことはできませんが、ブロガーという肩書きの場合において、自分自身がテーマとする領域をある程度確立できた点は非常に大きかったと思います。興味がある内容であれば、高いモチベーションの中でブログを書くことができます。 

情報のインプット手法をある程度確立できた

ブログを書くためには、やはりネタがなければブログを書くことができません。人は1日24時間しか与えられていないので、その中でいかに効率的に情報をインプットできるかというのがポイントです。インターネットや本、そして人とのコミュニケーションの中で自分なりに情報のインプットの手法をある程度確立できたのではないかと感じています。 

情報のアウトプット手法をある程度確立できた

ブログは、1つのタイトルで長い時間をかけてアウトプットするものではないと自分自身は感じています。毎日1時間以上かけていれば、ブログを毎日書き続けることはなかなか難しいでしょう。短い時間(30分前後)の中で一気に書き上げる能力が重要になってくるでしょう。 

少しはマーケットと会話できるようになった

ブログからできるだけマーケットとの会話することを心がけています。こういうテーマを書いたときに、どういう反応(コメント、トラックバック、ブックマーク、アクセス数等)があるかというのは興味深くウォッチしています。そのため、ブログをアップしたときに、どの程度の反応があるのか、感覚的におおよそ理解できるようになりました。そのため、講演等のプレゼンでどのように話をすれば、聞き手側が喜んでくれるかというのも、頭の中では理解できるようになりました。(プレゼン能力はまだまだ勉強中ですが・・) 

様々なフィードバックを得られるようになった

ブログを毎日更新続けてから、様々なところか声をいただけるようになりました。書籍の執筆、新聞社からの取材、新聞への寄稿、パネリストとしての参加、研究会への参加、そして、様々な業界の方からお話をしたいという話。また、社内やグループ会社の人からも声をいただけるようになりました。これまでのサラリーマン生活の中では考えられなかった様々なフィードバックを得られるようになりました。わずか1年ちょっとの短期間に大きく自分の周りが変化したことを実感しています。

「継続は力なり」という言葉があるように、ブログを継続して更新することは非常に自分にとって大切な営みであると感じています。

この先、ブログをどこまで毎日更新続けることができるか自信はありませんが、自分の気力が充実している限り、続けていくことができればと考えています。


MASAYUKI HAYASHI

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プロフィール

林 雅之

林 雅之

ICT企業勤務。クラウドサービスのマーケティングを担当。
国際大学GLOCOM客員研究員。社団法人クラウド利用促進機構アドバイザー。
著書『オープンクラウド入門(インプレスR&D)』『「クラウド・ビジネス」入門(創元社)』

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