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ICT、クラウドコンピューティングをビジネスそして日本の力に!

« 2008年9月13日

2008年9月14日の投稿

2008年9月15日 »

9月12日、「Android」勉強会の活動を継承・発展させるという形で「日本Androidの会」が設立されました。

「日本Androidの会」の目的は、日本でAndroidの普及と発展を図ることで、関連する秘術情報を交流・蓄積し、開発者の育成等を行い、Android関連ビジネスの活性化を目指すとしています。

今回の設立趣旨の中には、クラウドコンピューティング(Cluld Computing)という言葉を多用しています。まず、Androidは、Mobile Device(モバイルデバイス)としては始めてのオープンソースプラットフォームとし、Android端末はクラウドコンピューティングの様々なサービスを受け取るViewer(ビューワー)になるとして大きな期待を示しています。

そしてクラウドコンピューティングとモバイルデバイスという新しい枠組みのでエンタープライズ向けのサービスやコンシューマー向けのサービス等飛躍的に発展する可能性があるとしています。

そして、携帯だけでなく、自動車や家電機器などあらゆる分野にAndroidのプラットフォームが組み込まれる可能性があるとしています。

 

日経コミュニケーション2008.9.15の中で「日本Androidの会」会長の丸山氏は、Android端末とクラウドコンピューティングの関係について以下のように述べられています。

今までのエンタープライズシステムは、サーバー側は米IBM、米オラクルといったベンダーが占め、クライアント側は圧倒的に米マイクロソフトのプラットフォームが強かった。つまりサーバー側とクライアント側で違うプレーヤーがすみわけていた。

その均衡が、クラウドでは崩れる可能性がある。クラウドでは、サーバー側の地位が相対的に低くなり、逆にクライアント側の地位を高めることになるはずだ。

現在のWebアプリケーションでは、クライアント側はWebブラウザの機能した使っていない。クラウドが提供するサービスでは、クライアントの能力を結び合わせたRIA(rich internet application)を展開する可能性が残されている。Androidの普及によって、端末側で各種のサービスをマッシュアップするという変化が進行するはずだ。クラウドとAndroidは一体として進歩していくであろう。

 

クラウドコンピューティングは、SalesForceの「Force.com」やGoogleの「Google Apps」などネットワーク上の雲、つまり、SaaSやPaaS等をイメージし、「デバイス関係なくインターネットにアクセスできる」という形で、デバイスを意識する記事をあまり目にすることはありません。

「日本Androidの会」はAndroid端末をクラウドコンピューティングに対応した新しいモバイルデバイスプラットフォームとして位置づけています。端末側からクラウドコンピューティングの市場を盛り上げるという営みが今後益々増えてくるのではないかと考えています。


MASAYUKI HAYASHI

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プロフィール

林 雅之

林 雅之

ICT企業勤務。クラウドサービスのマーケティングを担当。
国際大学GLOCOM客員研究員。社団法人クラウド利用促進機構アドバイザー。
著書『オープンクラウド入門(インプレスR&D)』『「クラウド・ビジネス」入門(創元社)』

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