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ICT、クラウドコンピューティングをビジネスそして日本の力に!

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2008年7月19日の投稿

2008年7月20日 »

インターネットが普及し、検索エンジンを使えば、その多くは知りたい情報にアクセスできるようになりました。しかし、検索結果はアクセスした本人のことを理解した上で、検索結果を出しているわけではありません。

情報爆発時代と呼ばれるようにネットに情報が氾濫する時代。人々がアクセスする情報が、その人にとってどの程度信頼性があるのか確証が持てない時代になっています。

人々が生活している上で、家族や会社そして地域とのコミュニケーションはとても重要です。オフラインの生活の中で、人々は、多くの方から教えてもらうことで、知恵と経験を蓄積していきます。しかし、つながりが希薄化している現在、頼る人も少なくなり、身近に、自分が知りたい情報に対して答えてくれる人は多くはなくなってきているのかもしれません。

先日、今泉さんが運営される[pepoz]が正式に報道発表されました。このサービスのコンセプトは、

ユニークな経験や知識をお持ちのキャスト会員が、それを必要としているオーディエンス会員に対して、リアルタイムで「私のサービス」を提供し、その見返りに対価を受け取ることができるようにしたサービス

です。

基本にあるのは、必要としている人に対して、自分自身の得意な領域や人間性を売り込むことによって、新たな人との出会いが生まれ、人と人との相乗効果によって新たなイノベーションが生まれる。ということです。

INTERNET Watchの記事では、今泉さんは最後に以下のように述べられています。

知識の流通は無料が当たり前になっている。Googleで検索できるテキスト情報には価値があると言われているが、本当の価値はGoogle検索に載らない『暗黙知』。例えば、20年以上の業務経験を持つ技術者は、一言二言を伝えるだけで技術を伝授できることもある。こうした暗黙知をpepozでカバーしていきたい。

昨年7月、「家族のつながり、地域のつながり、職場のつながり」の中で、オフラインの世界で、つながりが希薄になってきている点を述べさせていただきました。そして、Web2.0というキーワードに代表されるようにネットの普及により、緩やかなつながりが広がっています。

ネットによる多くの人との緩いつながりと、家族や地域そして職場の深いつながりと2つのつながりのバランスをとりながら行動していくこと、そして、ネットを活用しながら、人間の「暗黙知」や「経験知」を伝えていくとうことは、今後さらに、価値の高い営みになっていくのではないかと感じています。


MASAYUKI HAYASHI

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プロフィール

林 雅之

林 雅之

ICT企業勤務。クラウドサービスのマーケティングを担当。
国際大学GLOCOM客員研究員。社団法人クラウド利用促進機構アドバイザー。
著書『オープンクラウド入門(インプレスR&D)』『「クラウド・ビジネス」入門(創元社)』

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