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深刻化する学校裏サイトの問題。文部科学省は6月12日、「ネット上のいじめ問題」の解決に向けて、子どもを守り育てる体制づくりのための有識者会議が取りまとめ(第2次)を行いました。

取りまとめ(第2次)で提言されている「対応マニュアル(例)」・「事例集」の骨子案も紹介されています。

【第1編 マニュアル編】

1.インターネット上のいじめ等のトラブルの類型

(1)インターネット用語解説

(2)インターネット掲示板でのトラブル

(3)プロフィールサイトでのトラブル

(4)チェーンメールでのトラブル

(5)なりすましメールでのトラブル

2.いじめ等を発見した場合の対応

(1)インターネット掲示板でのトラブルの対応

(2)プロフィールサイトでのトラブルの対応

(3)チェーンメールでのトラブルの対応

(4)児童生徒への指導

(5)保護者への対応

(6)関係機関等との連携

(7)学校における対応体制の整備

3.インターネットサイトの巡回・閲覧

(1)インターネットサイトの巡回・閲覧の方法

(2)地域・家庭を含めた巡回・閲覧体制の構築

4.参考資料

関係窓口一覧、関係データ、関係法令等

【第2編 事例編】

インターネット掲示板での事例

  •   プロフィールサイトでの事例
  •   チェーンメールでの事例
  • その他の事例
  • 取りまとめ(第2次)の中では、『ネット上のいじめ』の定義や、『ネット上のいじめ』の具体例などが紹介されており、学校の非公式サイト、学校裏サイトに関する調査結果も公表しています。


    そして『ネット上のいじめ』に関する4つの提案を掲げています。

    (1)ケータイ・ネットに関する正しい知識をもち、利用の実態に目を向けよう!

    ⇒【理解促進・実態把握】

    (2)「情報モラル」についてしっかりと教え、子どもたちにネットのリスク回避能力を身につけさせるとともに、ルールを確実に守らせよう!

    【情報モラル教育の充実とルールの徹底】

    (3)普段からチェックをしっかりと行うとともに、発見した場合には迅速かつ適切な対応を!

    【未然防止・早期発見・早期対応】

    (4)いじめられた子どもを守り通そう!

    【いじめられた子ども等へのケア】

     

    この4つの提案に対して、【学校】、【家庭】、【行政】、【関連企業】が具体的に対応をすべきことが書かれています。そして、最後に『ネット上のいじめ』の未然防止・早期発見・早期対応等に努めることで締めくくられています。

    子どもの心の傷を広げないため、大人たちの一人一人の子どもたちに対する行動が大切になってきているのかもしれません。


    MASAYUKI HAYASHI

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    プロフィール

    林 雅之

    林 雅之

    ICT企業勤務。クラウドサービスのマーケティングを担当。
    国際大学GLOCOM客員研究員。社団法人クラウド利用促進機構アドバイザー。
    著書『オープンクラウド入門(インプレスR&D)』『「クラウド・ビジネス」入門(創元社)』

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