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ICT、クラウドコンピューティングをビジネスそして日本の力に!

« 2008年4月2日

2008年4月3日の投稿

2008年4月4日 »

携帯電話が一般的に普及し、モバイルのデータ通信の常時接続も普及しようとしています。携帯電話も高機能化し、モバイルの動きはさらに加速することが予想されます。

総務省は3月27日、「平成20年度 情報通信技術の研究開発に係る提案の公募」を発表しました。ユビキタス・プラットフォーム技術の研究開発の予算としては、

  • ユビキタスサービスプラットフォーム技術  4.0億円程度
  • ユビキタス端末技術  6.0億円程度
  • ユビキタス空間情報基盤技術  5.0億円程度

としています。

本研究開発の目的は、

幅広い利用者が、いつでも、どこでも、状況に応じたユビキタスネットワークサービスを容易に利用できる環境を実現するため、ユビキタスネットワーク技術のさらなる高度化、汎用化、低コスト化等を可能とする共通基盤(プラットフォーム)技術の研究開発等を行う。

としています。

本研究開発で対象となっている技術をあげてみましょう。

 
①ユビキタスセンサー情報透過技術

利用者やモノを取り巻く多量のセンサー情報を柔軟に利用可能とするため、複数のセンサーで構成される小規模なネットワーク内のセンサー情報に加え、近隣や遠隔にある別のネットワーク内のセンサー情報についても、それらの所在や運用者を意識することなく透過的に利用可能とする技術を確立するための研究開発を行う

 

②状況情報生成処理技術

様々なセンサーネットワークから収集したセンサー情報をリアルタイムに処理して、利用者やモノの状況・行動に関する情報(状況情報;context information)を生成するとともに、状況情報を広域的に分散管理し、要求に応じて配信する技術の研究開発を行う

 

③状況情報サービス連携技術

利用者の嗜好やプライバシー等に関する情報と広域的に共有された状況情報に基づき、利用者が必要とする最適なサービスをセキュリティを確保しながら合成し、提供する技術の研究開発を行う

 
の3つを取り上げています。

 

レコメンドするサービス

これらの中で新規性が高いと私自身感じているのが、③の状況情報サービス連携技術です。経済産業省が主導している「情報大航海プロジェクト」においても、「行動履歴とコンテンツ文脈に基づくレコメンデーション(PDF)」、「行動履歴に基づくレコメンデーション(PDF)」、「TOPに応じた推薦ができるコンコルジェ型レコメンデーション(PDF)」等のサービス共通技術が紹介されており、レコメンドサービスに関しての取り組みが顕著なことがわかります。

NTTドコモが「行動連鎖型検索」呼び、KDDIが携帯電話版の「ライフログ」に力をいれ、サービスのイメージもできつつあります。

しかし、これからのレコメンドサービスが一般化するためには、個人情報などのセキュリティを確保していくことが必要となります。

 

ユビキタスサービスプラットフォーム技術と行動情報を検索できる技術、そしてセキュリティが担保され、さらにNGNWiMAX等のインフラが充実すれば、様々なビジネスチャンスが生まれることになるでしょう。これらの技術が単なる研究開発に終わるだけでなく、実際に消費者が利用できるサービスまで落ちていくことが期待されるところです。

 

 

MASAYUKI HAYASHI

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プロフィール

林 雅之

林 雅之

ICT企業勤務。クラウドサービスのマーケティングを担当。
国際大学GLOCOM客員研究員。社団法人クラウド利用促進機構アドバイザー。
著書『オープンクラウド入門(インプレスR&D)』『「クラウド・ビジネス」入門(創元社)』

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