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ICT、クラウドコンピューティングをビジネスそして日本の力に!

« 2007年11月28日

2007年11月29日の投稿

2007年11月30日 »

最近SaaSという言葉を良く聞きます。Web2.0やエンタープライズ2.0よりもビジネスの世界ではSaaSのほうがむしろ耳にする機会が多いのではないでしょうか? 昨日、「SaaS World 2007」に参加してきました。

 
予想以上に会場は盛況で、私が参加したIDCジャパンの「2007年国内SaaS市場の需要動向分析と普及のシナリオ」の基調講演は立ち見客も多く、SaaSの市場動向に関しての関心度の高さを感じました。

 
講演内容は、IDCジャパンが1121日に発表した「国内SaaS需要動向を発表」を元に説明していました。ポイントをまとめると以下のとおりです。

SaaS/ASPの導入を検討する企業は45.6%とニーズが高く、中でも簡易なグループウエアと社内SNSやイントラブログを利用したい企業が多い。しかしながら、セキュリティや情報漏洩リスクに不安を抱えている企業が多い。

SaaS/ASPが普及に入るシナリオとして、まずコラボレーションツールの普及が最初で、遠隔医療や、遠隔教育、そして次世代テレワークといった社会基盤の利用が進むことである。そしてNGN上において様々なアプリケーション利用が始まる。

といった感じです。

 

SaaSの魅力は、導入費用が安価であることやマッシュアップが可能であるということ等多くのサービスとしての魅力があります。企業にエンタープライズ2.0が普及していくためには、SaaSのプラットフォームがさらに必要となってくるでしょう。

 
しかしながら、やはりセキュリティ対策や情報漏洩のリスクそして、IS部門やIT部門にパッケージソフト信仰というものがあります。そしてパッケージソフトを提供するベンダ側もなかなか方向(マインド)転換というものが難しいのではないかと考えています。

 
SaaS/ASP
が普及期に入るにあたって、ソフトウエアベンダ、パッケージベンダそして情報通信事業者等様々なガ業者が入り乱れていくことが予想されます。協業しつつ、時には競合することもあるでしょう。互いのマーケットに相互参入することでWin-Winの関係が構築されてマーケットは拡大していくことが予想されます。

 
しかしながら、海外ではSaaSで先進的な企業が破綻する等、必ずしも市場は安泰とは言えないでしょう。ASPの時のような同じ鉄を踏まないよう、それぞれがSaaSのビジネスモデルを見極め、ネットワークとソフトウエアの融合が進むことで、SaaS市場が拡大していくことを期待しています。

MASAYUKI HAYASHI

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プロフィール

林 雅之

林 雅之

ICT企業勤務。クラウドサービスのマーケティングを担当。
国際大学GLOCOM客員研究員。社団法人クラウド利用促進機構アドバイザー。
著書『オープンクラウド入門(インプレスR&D)』『「クラウド・ビジネス」入門(創元社)』

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