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2007年11月10日 »

学校裏サイトやネットいじめがご存知のように社会問題化しています。政府・自治体そして学校現場や地域そして民間企業等がその対策に試行錯誤しています。

 

学校裏サイトの現状

学校裏サイトに関しては、学校や親もその存在を知るのは難しく子どもたちが共有している情報になかなかたどり着けないというのが現状です。「学校裏サイト」に関する意識調査レポート(10/17)によると「悪口・中傷・根拠のない噂」が悪いところを感じている10代の子どもたちが40%を超えているという状況です。また、「女子中高生に聞く 学校裏サイト・プロフ他有害サイト意識調査第二段(10/30)によると、26%の女子中高生が学校裏サイトを見たことがあると答えています。

 

政府の対応は?

27日、文部科学省は『24時間いじめ相談ダイヤル』を設置し、ネットだけではありませんがいじめ等の悩みを相談できる24時間体制の窓口を設置しました。また116日には、総務省が有害サイトの対策の検討会を立ち上げることを発表しました。

 

学校裏サイト・ネットいじめの対策を企業が支援する

企業も学校裏サイトやネットいじめの対策に乗り出してきています。117日、ガイアックスは、「学校裏サイト」や「ネットいじめ」への対策をサポートするコンサルティングサービス、「スクールガーディアン」の提供を開始すると発表しました。このコンサルティングサービスのポイントは、学校裏サイトを独自の検索手法で発見し、サイト内のコンテンツを分析レポートし、その対策を提案し、そして継続的に監視するというものです。

 

インターネット先進国の韓国は?

一方、日本よりインターネットが進んでいると言われる韓国はどうでしょうか?韓国のインターネット実態調査によると、驚くことに35歳の子どものインターネット利用率(最近1カ月以内にインターネットを利用した比率)51.6%619歳は98.7%と、高い数値を示しています。そのためインターネット中毒になったり、掲示板が悪意のある書き込みや炎上をしたりする等の問題も抱えています(関連記事)。そのため日本と同様全国各地でインターネット教室を実施し、子供たちの倫理性と情報モラルを高めようとしているのが現状です。

 

親の意識は?

112日、有限責任中間法人ブロードバンド推進協議会は「日米こどものインターネット利用調査」を発表しました。これらの調査を読むと日米を比較すると有害サイトへの日本の関与が少ないことがわかります。

 

まとめ

私自身も数年前は小学校を何校か回り、子ども向けそして教師・保護者向けにインターネットの情報モラルに関して説明した経験があります。それから比べるとかなりインターネット環境もかなり複雑化しています。学校裏サイトやネットいじめの対策は一筋縄ではいきません。

 
ただ今回のように学校裏サイトを監視するという企業のノウハウが学校現場にも取り入れられようとしているのは賛否両論があるかと思いますが、個人的には歓迎しています。少しでも学校裏サイトのネガティブな部分を解決し、子どもたちが安全安心にアクセスすることのできるネットのコミュニティがつくられていけばと考えています。

MASAYUKI HAYASHI

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プロフィール

林 雅之

林 雅之

ICT企業勤務。クラウドサービスのマーケティングを担当。
国際大学GLOCOM客員研究員。社団法人クラウド利用促進機構アドバイザー。
著書『オープンクラウド入門(インプレスR&D)』『「クラウド・ビジネス」入門(創元社)』

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