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ICT、クラウドコンピューティングをビジネスそして日本の力に!

« 2007年10月11日

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2007年10月13日 »

職場では皆さんが個人で利用しているGmailにアクセスすることはできますか?私の職場ではGmailには企業のセキュリティポリシー上、アクセスできないようにアクセス制限がされています。企業によっては、HotmailYahoo!メール等のWebメールと同様に、セキュリティリスク等の観点からアクセスを制限しているところが多いと考えています。

第一回目に、「(1) --企業にとってのメリットとは?」というタイトルでGmailの機能やコストの優位性を述べさせていただきました。企業が企業向けのGmail、「Google Apps」の導入に躊躇しているのは、セキュリティリスクが要因の一つと考えています。この機会にGmailのセキュリティ面を一度整理してみたいと思います。

 

スパム対策やウイルス対策などは?

コンシューマが利用している無料のGmailは、スパム対策とウイルス対策が標準で搭載されており、Webメールの中でもセキュリティ対策がしっかりとしているサービスと考えられています。企業向けGmailはさらにグーグル自身のサービスとしてサードパーティーにまかせているフィルタリングやアーカイビングサービスにも提供していく予定のようです。

 

Gmailの脆弱性

先日、修正はされましたが、Gmailで他人のメールを盗み見できてしまう脆弱性が報告されています(関連記事 ITmedia 9/26)。脆弱性が今後発見されるようなことがあれば、企業がGmailを採用することに躊躇してしまうこともあるでしょう。

 

認証システムは?

Google Appsにログインする際に、ログイン情報をグーグル側に送信することがセキュリティリスクと感じるケースもあるでしょう。その場合には個別SIでシングル・サインオンのサーバー等を用意し、シングル・サインオンでアクセスするシステムを構築することも可能のようです。

 

セキュリティの体制は(セキュリティの認証規格は)?

グーグルがGoogle Appsの提供に関して、どのようなセキュリティ体制をとっているのでしょうか?残念ながらセキュリティの認証規格とされるISMSやプライバシーマーク等を取得していません。企業のセキュリティポリシーにおいて、機密情報や個人情報保護等の重要情報をアウトソースする際は、ISMSやプライバシーマークを取得している業者以外には委託できない規定をしているケースが多いので、認証規格を取得していないのは最大のネックとなるでしょう。

 

第二回のまとめ

セキュリティを中心にGmailの企業の普及を検証してみました。機能や価格面で優れていても各々の企業のセキュリティポリシーを満たすものでなければ、セキュリティがネックとなって導入まで踏み切るのを断念するケースというのも増えてくるのかもしれません。

 

 関連URL

Gmailは企業に普及していくのか?(1) --企業にとってのメリットとは?(2007/10/11)

Gmailは企業に普及していくのか?(2) --セキュリティは大丈夫か?(2007/10/12)


MASAYUKI HAYASHI

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プロフィール

林 雅之

林 雅之

ICT企業勤務。クラウドサービスのマーケティングを担当。
国際大学GLOCOM客員研究員。社団法人クラウド利用促進機構アドバイザー。
著書『オープンクラウド入門(インプレスR&D)』『「クラウド・ビジネス」入門(創元社)』

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