何でもまずぐぐってみる、Google大好き!の自分だが、「Chrome OS」はちょっと怖い。
はじめに。
タイトルにも書いたけど、自分はGoogleが大好きである。
全部のサービスを利用している訳では無いけれど。
Google Earthでぐりぐりまわして色んな所をみたり、ここ数年はWebメールはほとんどGmailだし、Gmailはメールのやりとりだけではなく事実上オンラインディスク的利用もしていたり、YouTubeは見るだけではなく、(ほんの多少だが)投稿をしていたりもする。
プライベート、業務も関係なく、わからないことや知りたいことがあったら、まずぐぐってみて、場合によっては、二次、三次、四次と検索語を追加して再検索する。
2000年あたりまではインフォシークを多用していたのだけど、(自分の記憶では)その頃にインフォシークの検索エンジンが変わってしまい、自分の思うような検索結果が得られなくなった。その頃、Googleを知って、半信半疑で使い始めるとその圧倒的な検索性能に感動し、それ以来(例外的な検索結果を引き出したい時以外は)全部Googleを利用している。
そんなGoogleがOSを出す、という。
否が応でも期待が高まる。Googleが自分の所のブランドを付けて出すぐらいなんだから、性能面ではきっと素晴らしいのだろう、と。
しかもソースコードも公開予定だし、PCメーカーには無料で供給する、という。
すごいね、太っ腹だね、無料は良いよね、無料は・・・。
・・・ってどのようなビジネスモデルなのだろう。
自分が使い始めた頃のGoogleには、Gmailも無ければ、Adsenseも無かった。
それこそ、「どうやってこれ、タダで利用できているんだろう」と思っていた。
その後、色々話題になりつつもAdsenseが生まれ、あっという間に拡がった。
「Chrome OS」はネット接続されていることを前提に、アプリケーション等もSaaS的に提供され動くのだろう。現在のブラウザベースで利用する時のGmailやGoogleドキュメントのように。この時、全ての作業がネット接続されていることを前提に、かつどのような作業を行っている、どのようなデータを扱っている、ということが物理的にはわかる訳だから、可能性だけで言えば、PC上で行われていることが全てログとして取られる可能性がある訳だ。Google自身が行うかどうかは別にして。
今でもGmailを利用すると、メール本文面から読み取られて(?)、メール画面の上側、および本文横にスポンサーリンクが表示される。こんなことが全てのアプリケーションにおいてできてしまうかもしれない。
好意的解釈をすれば、スポンサーをリコメンドしてくれている、とも言えるが、最初この機能を見た時には、「メールの中身、全て読み取られてるの?」と小心者の自分はびびった。もちろん無名人の自分のメールを読んだところで何のメリットも無いだろうけど、各ユーザーのプロファイリングや統計データとしては利用できるかもしれない。
それが、メールだけではなく、どんなページ見てる、どんなファイルをダウンロードしている、もしかすると、画像や動画、音楽だって中身の傾向が読み取られてしまうかもしれない・・・人に堂々と言えるレベルの趣味・嗜好なら良いが、なかなか大っぴらには言えないあんなことやこんなことがプロファイリングされてしまったら・・・怖い怖い(苦笑)
それをさらに情報として販売したり、Adsenseの機能向上、商品性UPのためのネタとしてスポンサー企業へ売り込むことをすることで開発費を回収する、というビジネスモデルかもしれない。
ソースコードが公開予定、ということで、もしそんな、ユーザーが気づかないうちに色んなデータを解析やら吸い上げされてしまうような機能があるとしたら、総ツッコミのネタになるでしょうし、新倉さんが見破ってくれるでしょうけど、なんちゃってIT系である、単なる一ユーザーの自分だとまんまとネタに利用されてしまうかもしれない。
でも、そういう機能が無いと、無料等にするというビジネスモデルが成り立たないような気がするのは自分だけだろうか?
タダほど怖いものは無い。でも、タダほど素敵なものも無い。
あんまり自分の真の姿まで暴かれないような程度のプロファイリングならご協力するので、お手柔らかにお願いいたします>Googleさん。