無事、企業型確定拠出年金からiDeCoへの移管が期限内に完了しました。
先月無事、企業型確定拠出年金を解約し、iDeCo(個人型確定拠出年金)に移管することができたという話です。
皆さまはiDeCo、されてらっしゃいますでしょうか。もしくはお勤め先にて企業型確定拠出年金(企業型DC)をされてますでしょうか。
iDeCo、今あらためて確認すると2001年に制度が始まっているんですね。
2001年というと、自分は32歳になる歳。年金?まだ数十年先の話でしょ?毎月積み立てる?そんな資金の余裕はどこにあるんだ?ということで全く関心を持っていませんでした。
確か2017年ぐらいだったと思うのですが、勤めていた会社の厚生年金制度が改定となり、今までの厚生年金原資が各人それぞれ毎に企業型確定拠出年金に移管されることになりました。
某社の企業型DCとのお付き合いはそこからだったので、約8年弱、ということになります。
最初は移管金は移管時のデフォルトのまま、定期預金にしていたのですが、ある時の部下が投資信託部分の運用成績を自慢するので(苦笑)少しずつ投資信託にもトライしていきました。
で、昨年末の退社に伴い、その企業型DCから出ていけ、いや、当然ながら別の確定拠出年金への移管を迫られることとなりました。
転職なら、その転職先で企業型DCに入ったり、ということもできますが、自分の場合はそうではないのでiDeCoへ移ることになります。
もちろん、制度上はiDeCoをやらない、ということを選択することも可能です。その場合は国民年金基金連合会へ移管され、運用されることもなく、管理料を支払うことになります。
自分にはその選択肢はありません。
さて、もう退職が決まっている昨年11月頃に、企業型DCの運営元(仮にA社とします)のコールセンターへ、どうやったら移管できるか?を相談しました。
その際、お恥ずかしながら、自分は移管制度、そしてそもそもの企業型DCの仕組みを全く理解できていなかったのです。
自分が運用していたのは、A社のグループ会社であるA'社の"い"という金融商品と、"ろ"という金融商品と、"は"という金融商品と、全く別のB社の"に"という金融商品でした。
移管手続きをする、というから、自分の場合はその4つの金融商品をそっくりそのままiDeCoに移せると思っていたのです。
「A社でiDeCo作ればその4商品の移管手続きってシンプルに移せますかね?」
「・・・・・・。お客さま、企業型確定拠出年金からの移管とは、一旦清算になりますので、現在掛けられている商品構成のまま移すのではなく、iDeCo側にて再度配分していただくこととなります。」
「え!そうなんですか?」
55歳ともなろうおっさんが、そんなことも知らずに企業型確定拠出年金やっとったんかい!とお思いの方も多いことでしょう。はい、全くわかってなかったのです。
企業型確定拠出年金の場合は、運用候補の商品を、会社自身と運営元で決めている、ということもわかってなかったのです。
・・・だから複数の会社の商品が選べるのか・・・どこのiDeCoのカタログ見ても同じ商品構成をやっている会社が無いのはそういうことか、と。
「まだ現状では企業型確定拠出年金にご加入されていますので、iDeCoの口座開設は行えません(と言われた気がします)」
※2022年から始まった、企業型DCとiDeCo併用可能との整合性は、その方が誤った説明をしたのではなく、自分の理解があまりに足らないからわかり易くしてくれたのだと思います。
「じゃあ、退職してから改めて手続きします。」
「既にご説明があったか、と存じますが、移管期限は6か月以内です。移管までにお時間が掛かるケースがありますのでお早目に手続きくださいね。」
「わかりました。」
そんな感じで終話したような覚えがあります。
さて、退職した今年1月、A'社の"い"という金融商品も、B社の"に"という金融商品も、あくまで自分感覚ですが、運用状況はとても良かったです。
何より東京からの引越し準備もありますので、確定拠出年金の移管手続きをじっくり考える間は無かったです。
2月、大阪へ引っ越しました。引越し荷物の山を少しずつ少しずつ片付けて、転入手続きなどを行っている際に、某国の某大統領の関税政策が発信され、自分の移管予定だった金額が少なくない金額で減ってしまいました・・・。残念。
そうなると、しばらくしたら多少は回復しないかなぁ、と思いはじめ、そうこうしていると4月下旬になってしまいました。
あれ?6月末までに移管できないんじゃね?
慌てました。
もうあれこれiDeCo、どこにしようかな?なんて悠長に迷ってられません。
新しい金融商品にトライするのも手、かとは思いましたが、ここ数年の間に、B社の"に"という商品に比較的信頼を置いていたので、"に"が取り扱えるB社でiDeCoを始めることにしました。
あくまで結果オーライですが、B社は自分が証券口座を持っていたこともあり(中身は二十数年寝かせていたMRF1,770円だけでしたが)、本人確認が証券口座側でできるから、ということで省略となることで、B社自身の受付審査が2日間で通った、というのも移行期間の短縮につながったか、と思います。
そこから国民年金基金連合会の審査も無事通り、6月の中旬頃には必要な書類も大阪の家へ無事送られてきました。
A社の企業型DCとはお別れとなりました。今までありがとう!
そして、今まではその企業型DCの加入者番号も暗証番号もそらで言えるぐらいその番号を見て、管理画面にログインしていたのですが、当たり前ですがもうログインもできません。A社の企業型DCの管理画面、とてもわかり易かったです。その画面とのお別れは残念でした。