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読めばベタに分かる、タイトルどおりのブログ

スゴイ本でした→「2000年から3000年まで」を読んで

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恥を忍んで言います。表記の本、自分が購入したものではありません。

以前のエントリーでも書いた、人から借りたものをずっと読んでいなかったものです。

【終活日々つれずれ】借りたもの返せよ!:終活はじめました。:オルタナティブ・ブログ

せっかく貸していただいた以上、返す前にはきちんと読み切るのが礼儀でしょう。

この本そのものの設定としては、3000年に生きる著者が過去に立ち返り振り返る、という"てい"を取った読み物になります。

でもまぁ、文字が小さい。話が複雑。英文で書かれたであろうダッシュ句を訳したものが多く、架空の人名がいっぱい出てきます。架空の技術名もいっぱい出てきます。約200数十ページそこらしか無い本ですがまぁ読みにくい読みにくい(苦笑)長年貸していただいていた会社の先輩のHさんには大変申し訳ないのだけれど。

ところで正直、これが刊行されたのは日本語訳版ですら1987年2月です。

3000年から過去に立ち返り振り返る、という本の設定上、当然ながら1987年より前のことは事実なのだけれども、それより以降の記述についてはSFと言うのか、著者の妄想と言うのか、当時からですれば全く事実では無い未来が記述されている訳です。

バブル崩壊より前、湾岸戦争より前、阪神・淡路大震災より前、東日本大震災より前、コロナ禍より前、ウクライナ紛争より前、昨今のイスラエル・イラク交戦より前の本です。

もちろん、実際に起こったこととは外していることもあります。これからもそんなことは起きないであろう、ということもあります。でも、概ね、この2025年からすれば、起きてます、それ、と思うことも多く記述されています。

一方で、この架空の史実よりも数百年も前に現実化しているものもあります。世の中がネットワーク化されるとか、架空の動画がいくらでも作れるようになった(本誌ではAIにより、とは記述されていませんが)とか、ま、それより他にも、いろんな社会環境、生活環境、その年代レンジとか、ありとあらゆる点についての網羅感に舌を巻きました。

自分も相当、妄想力はある方だと自負しておりましたが、ここまで想定できないな・・・。

あらためてスゴイ本を読んだ、と思ったと共に、約10年以上貸してくれていたHさんに改めてお礼を言いたいです。

ありがとうございました。

※先日直接お会いして無事返却させていただきました。

2000年から3000年まで - パーソナルメディア書籍サイト

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