VUCA時代を生き抜くための魔法の質問?
ITに強いビジネスライターの森川ミユキです。
ビジネス書の制作支援(ぶっちゃけゴーストライターですが企画段階からご支援しています)が収入の柱の1つです。こちらはもろITというテーマは少なく、最近とりわけ多いのが(デジタルorWeb)マーケティングなのですが、その他経営、人事、事業戦略、チームマネジメントなど多岐にわたっています。
いまご支援しているのは、「価値創出」というテーマで、若干手垢が付いている感のある「バリュープロポジション」に新たな側面から光を当てた内容となっています。
インタビューというより討論に近い取材を重ね、昨日ようやく取材が終わりました。1カ月半ほどの取材期間でしたが、その間、「価値」という言葉について深く考える機会をいただいたという感じがしています。
価値と一言で言いますが、なかなか奥深い概念です。今回は、価値そのものについてはあまり言及するつもりはありません。
それよりも、いつもの通りほんの思いつきなのですが、取材しているうちに、VUCA時代を生き抜くための魔法の質問(?)が浮かんだので、こちらに書いておきたいと思いました。
それは「○○って本当に(自分たちにとって)価値があるの? あるとすればどういう価値なの?」というものです。
先日、とにかく数打てという投稿をしておいて、何だか矛盾するようですが、そうではないのです。
たとえば「英語」なんかがそうですね。
なんだか英語を習得しないとビジネスパーソン、どころか人としてはダメみたいな「大前提」があるような気がします。で、そんな広告だらけじゃありませんか。
でも私なんかは本当に英語が苦手で、おまえ京大文学部出ているのにそんなはずはないだろうと突っ込まれそうなんですが、ここにTOEICの点数など恥ずかしくて書けないぐらいの苦手ぶりなんです。国史学科出身で、もちろん日本史が好きというのもあったのですが、正直に言うと英語だけでなく外国語が全般に苦手なので、卒業できそうな学科は、国史か国文ぐらいしかなかったんです。
いまだにドイツ語の単位が本当に取れたのかわからず、卒業できたので就職できたはずなのですが、本当に卒業できたのかも怪しくなってきました(これは年齢のせいだと思いますが)。
英語の勉強は人並みにやったつもりなのですが、全然成長が感じられませんでした。そもそも音が聞き取れないんですね。読んだり書いたりは、まあ受験英語程度でしたら何とかなるのですが会話は不可能です。だから海外旅行に行っても、食事の注文はメニューを指さして"This One."というだけですし、お買い物も同様です。
まあ観光旅行ですから、それで不自由もありませんし、感激が薄れるかと言われてもそんなことはありませんでした。
英語ができたらもっといい体験になるのかもしれませんが、そもそもできないので、そのすばらしい体験がまったくイメージできません。だからまったく英語の必要性を感じなかったんですね。
ITエンジニアでしたらから、英語のマニュアルを読むこともあったのですが、技術用語さえ知っていればそんなに難しい英文ではなく(何しろマニュアルなんですから)、海外の技術者と話すときは通訳が入るので、お仕事にも差し支えはありませんでした。
なので30歳のとき、英語はまったく捨てることにしたのです。私にとって英語習得は価値がないと判断したからです。
英語を捨てた分、他のことを勉強できました。仮に元いた会社の公用語が英語になったとしたら、私は転職か独立を選んだでしょう。実際、独立できたのも、英語を捨てたからだったと思います。
つまり数は打つと言っても、自分にとって価値のないことで数を打っても、時間をかけても何の意味もないどころか、みんな中途半端になっちゃうんです。
そうこうするうちに、AIのおかげでますます英語の能力が不要になっております。本当にありがたい。
仮にライターの仕事をChatGPTに奪われたとしても(そんなことは起こらないと私は思っていますが)、英語を捨てて身につけたものがあるので、何とかなると思っております。
流行や常識で判断せず、そのもの・ことが自分にとって価値があるのか常に自問することをオススメします。とにかく何でもいったんは疑ってかかり、その上でやっぱり自分にとって価値があるという結論になったら、そこで数を打つことです。
またやってみてやっぱり価値がないと思ったら、早めに捨てる(どんなタイミングで捨てるかはこちらに書きました)という変わり身の早さも大切です。
最新のIT動向やITのビジネスへの応用について、経営者などビジネスパーソンに分かりやすく伝えることができるライターです。経営レベルでのIT活用について書ける数少ないライターの一人とお客様から評価されています。
最近注力しているテーマは、下記の通りです。
- データ活用(データドリブン、DX等)
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特にビジネス戦略やデジタルマーケティングに関しては、ポーター、コトラーはもちろん最新のビジネス理論(デザイン思考、ジョブ理論等)やIT導入・運用方法論(アジャイル開発、DevOps、MLOps等)を含めた深いコミュニケーションが可能です。
クラウド、データ活用基盤などITインフラ関連も得意としています。
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