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ITに強いビジネスライターとして、企業システムの開発・運用に関する記事や、ITベンダーの導入事例・顧客向けコラム等を多数書いてきた筆者が、仕事を通じて得た知見をシェアいたします。

【ITエンジニアセカンドライフ】ビジネスモデルや著作あってもうまくはいかない

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ITに強いビジネスライターの森川です。

前回の続きです。

法人化したものの、仕事がなかなか取れませんでした。

「私の場合、法人化は悪手だった」と書きましたが、仕事が取れなかったのは、法人化したからではありません。別の理由がありました。

既に何回か登場している起業コーチのMさんに、当然ですが、どうやって仕事を取るかについて相談しました。

そのときにMさんが示してくれたビジネスモデルは以下のようなものでした。

まず著作があることをブランドにしてメルマガに集客し、メルマガでセミナーに勧誘し、セミナーの参加者からコンサルティングの仕事をいただき、コンサルティングから得た知見をまた書籍化して、さらにメルマガの読者を増やすという好循環を作っていく。

このモデルは、著作を持っているフリーランスのコンサルタントしては割と一般的なものです(私はMさんに教わって初めて知りましたが)。

もっと言えば、著作がなくても、セミナーの集客さえできれば回り出すモデルです。その場合には、まずメルマガ読者の獲得から、ループを開始します。

2007年の夏頃に処女作の出版が決まっており、実際に出たのは2008年の3月25日でしたが、とにかく著作がありました。これは、メルマガ読者を集めやすいという意味で、大きなアドバンテージだとMさんも私も思っていたのです。

さて蓋を開けてみると、メルマガの読者もそこそこ集めることができ、セミナーの集客もまあまあできました。ところが肝腎のコンサルティングの仕事が全く入ってきません。

有効なビジネスモデルがあっても、著作があっても、うまくいかなかったわけです。

大きな見落としがあったのが原因でした。

あまりにも大きな見落としなので、それが何だったかを言えば、まさかそんなことを見落とすはずがないと思うことでしょう。事実、私はそれに気づいたとき、自分が根っからのバカだと分かり愕然としたのです。

とはいえ、自分のことは本当に分からないものです。私と同じような見落としをしてうまくいかない人を何人も見かけますから。

【教訓】

  • 実際に有効に機能しているビジネスモデルでも見落としがあるとうまく回らない
  • 著作があればビジネスになるほど世の中は甘くない
  • 著作がなくてもビジネスがうまくいっている人はフリーランスでもたくさんいる

つづきはこちらへ。


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