【ITエンジニアセカンドライフ】一貫性がないとジリ貧になる
前回の続きです。
多くの実績もある有効なビジネスモデルで、しかも著作があるという有利な条件だったのに、なぜうまくいかなかったのでしょうか。
バカなのがはっきり分かって嫌なのですが、文章だけだとややこしいので図解します。
図の左側が目指していたビジネスモデルです。出版や連載の実績でセミナーを開催・集客し、そのセミナーの参加者からコンサルティングの仕事をいただく。仕事から得た知見でまた出版や連載をし、セミナーの集客へと繋げていく。
このような好循環を狙っていたわけです。
しかし、出版や連載の話は来るし、セミナーにもそこそこ集客できていたのに、コンサルティングの仕事は全く取れませんでした。好循環が途切れてしまう。なぜなのか?
その理由が図の右側です。
簡単にいうと、出版・連載とセミナーとコンサルティングのテーマが全て別だったのです!
これでコンサルティングの仕事など来るわけがありませんwww
草生えるしかない。それどころか草すら生えない状態でした。
2007年から始めていた事例制作の仕事で何とか食いつないでいましたが、とにかく狙っていたコンサルティングの仕事が全く取れません。
2008年6月には、妻から「絶望ね」と泣かれてしまいました・・・。
そのときはまだ、なぜ仕事が取れないのかに気づいていませんでした。図の右側のような状態だと気づいたのは、そのあと。
そこから巻き返しが始まったのです。
ところで、こんな状態になっていても普通気づかないものなのでしょうか。
それが意外と気づかないものなのです。私以外にもたくさん見ました。
よく「できることは何でもやれ」と言う人がいて、それを真に受けて一生懸命努力している人がいます。その中には、ただ忙しいだけでジリ貧になっていく人が多いのです。
たくさんのことに取り組んでも、それらのテーマが一貫していないと、力が分散するだけなので、ジリ貧になっていくのです。
私の場合は、たまたま知人のつてで参加することができた、故・水口健次先生の最後のセミナーで気づくことができました。
「森ちゃん。やってることがバラバラやん? このままやったら、あんた死ぬで」と先生が教えてくださったのです。
水口先生。おかげさまで、まだ生きています。本当にありがとうございました。
【教訓】
- できることは何でもやれと言う人もいるが、テーマが一貫していないと無駄に終わる
つづきはこちらへ。
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