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ITに強いビジネスライターとして、企業システムの開発・運用に関する記事や、ITベンダーの導入事例・顧客向けコラム等を多数書いてきた筆者が、仕事を通じて得た知見をシェアいたします。

【ITエンジニアセカンドライフ】高額セミナーで得られたもの

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ITに強いビジネスライターの森川です。

前回の続きです。

清水の舞台から飛び降りる気持ちで、30万円のワークショップに参加しました。

内容は、メルマガでセミナーに集客して、セミナー参加者に高額商品(サービス)を販売するためのプラットフォームを作るというもので、1日×6回コースでした。期間は3ヵ月ちょっとでしたが、開始前に準備のためのコンサルセッションがあり、その後も期間内にメールや電話での質疑応答が可能というものでした。

具体的には、自分のビジネスを再定義する・メルマガを配信スタンドに登録する・セミナー集客用のWebサイトとランディングページを作る・セミナーコンテンツを設計するといったことが中心でした。

私のビジネスコーチだったMさんと、そのパートナーの人のダブル講師でした。二人とも当時から知る人ぞ知るという感じでしたが、その後パートナー氏のほうはかなりブレイクした(というかお金持ちになった)ので、この価格は今となってはお得だったと思います。

ですが1日×6回コースは、半分ぐらいいた「これから起業」という人たちには消化不良だったようです。あとでいろいろ不満を聞きました。一方、既に何らかの経験があり、ホームページぐらい持っている人間には有益な内容でした。

私にとってのスキル向上という意味では、PPC広告と有料のメルマガ配信スタンドが使えるようになったことぐらいでした。

しかし得るものはありました。何となく自分の実力みたいなものが確認できて自信につながったことと、実際に成功している人にいろいろと聞けたことで方法論に確信が持てたことは大きかったと思います。

実をいうと、このワークショップのフロントエンドに該当するプレセミナーを見た段階で、何となくやり方が分かったので、ワークショップが始まる前から自分なりにやり始めていたのです。

それが吉見さんとパートナーシップを組んだ、「333営業塾」事業でした。

「3時間で打ち手が分かり、3週間で手応えがあり、3ヵ月で成果が出る!」営業法を教えるというコンセプトなので「333(トリプルスリー)」と名付けました。

2009年11月22日に、知人ばかりを集めて無償でセミナーを開催し、無料相談の申し込み書を付けました。すると個人事業主でしたが、早くも1人無料相談からコンサルティングに結びついたのです。

既に成功体験があったので、ワークショップの話も素直に耳に入ってきました。言われたことを疑いなく実践していきました。

その甲斐もあり、年が明けた2010年1月、まだワークショップの期間中でしたが、中堅企業からのコンサルティングの仕事が取れたのでした!

あれだけ取れなかった企業コンサルの仕事が、ウソみたいにあっけなく取れたのです。

30万円という高額のワークショップでしたが、このコンサルの仕事だけでも300万円の売上があったので、すぐに元が取れたわけです。

他の仕事も次々と取れたし、今のライティングの仕事を取るのにも役立っていますので、トータルで50倍ぐらいのリターンはあったように思います。

【教訓】

  • 高額セミナーといってもスキル的に得るものは少ないかもしれない
  • だがそれ以上に自信と確信が得られるほうが重要
  • ビジネスは信じて続ける以外に道はないから

なお高額セミナーでもっとも重要なのは人脈ができることとよく言われます。これは全く否定しません。実は別のセミナーでできた人脈があって、それはかなり活用させてもらったので。

ですが、このワークショップに関しては、今につながる人脈はできませんでした。高額だからといって、人脈ができるとは限らないということです。

人脈ができるには、主催社側の働きかけがかなり重要なのですが、このワークショップに関してはあまりなかったように思います。Mさんと(特に)M2さんにとっては、次のステップへの踏み台だったのでしょう。

つづきはこちらへ。


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