【新著のご紹介】AIを「ただの効率化ツール」で終わらせていませんか? 〜 仕事の思考回路を根底から書き換える『AI実践ドリル30日チャレンジ』のススメ
「話題の生成AIを業務に導入して、確かに便利にはなった。メールの下書きは早くなったし、会議の議事録作成も一瞬で終わる。確かに、日々の作業の『効率』は上がっている。」
でも、何かがおかしい。
本当に自分の『仕事のやり方』は大きく変わっただろうか? AIを使うことで、ビジネスパーソンとしての自分の能力が高まったり、これまで以上に大きな仕事、価値のある仕事ができるようになったという確かな『手応え』や『実感』はあるだろうか?
今、多くのビジネスパーソンが、このような言葉にできない焦りや閉塞感という「壁」にぶつかっています。
もしあなたも同じような思いを抱いているとしたら、その原因はあなたの才能やスキル不足ではありません。
生成AIを、単なる「コンテンツを効率よく短時間で生成する手段(作業の効率化ツール)」、つまり『少し便利な下請け役』として捉えてしまっているからです。
そんな捉え方をしている限り、得られる効果は一時的な時短に留まります。そして、その程度の仕事であれば、やがてあなたを介さずともAIが直接こなすようになるでしょう。あなたは、仕事を奪われてしまうかもしれません。
生成AIの真の価値は、効率化の先にあります。AIは、あなたの仕事を代わりにやってくれるツールではなく、あなたの思考を拡張し、仕事の質を劇的に高めて新たな価値を創出するための「最高の相棒」であり、「超優秀な部下」なのです。
このたび、拙著『AI実践ドリル30日チャレンジ〜仕事にすぐ効くAI活用(日経BP刊)』が発売されることになりました(6月27日出版)。
本書は、巷に溢れる単なる「プロンプト集」や「操作マニュアル」と、一線を画す内容です。
生成AIという強力な相棒を自分の手足のように動かし、これまでの古い頭の使い方を捨て去って、「自分の仕事の思考回路」をAI前提の軽快でパワフルなものへと根底からアップデートするための実践の書です。
1. 本書が目指すのは、プロンプトのコピペではなく「仕事の思考回路」のアップデート
世の中には「この通りに入力すれば動く」というプロンプトのテンプレートが溢れています。しかし、どれほど見事なテンプレートをかき集めても、それだけではあなたの「本当の仕事」には役立たないからです。
なぜなら、実際のビジネス現場で本当に求められるのは、コピペで済む定型作業ではなく、「何を解決したいのか」を考え抜き、最後に「決断」を下すことだからです。
指示した通りに文章を作らせる一方通行の使い方に留まっている限り、AIの本当のパワーを引き出すことはできません。
生成AIの本質は、リアルタイムの対話を通じて「自分の曖昧な思考を深め、形にし、即座に検証する」ための軽快な「思考の壁打ち相手」です。 まずは頭の中の整理されていないアイデアを言葉にして投げかけ、AIとキャッチボールをしながら、その場で超高速でブラッシュアップしていく。この「AIと共に走りながら、リアルタイムで仮説を形にしていく」というプロセスこそが、これからの時代に必要な新しい仕事の進め方(思考回路)なのです。
本書は、呪文のような高度なプロンプトはあえて一切使っていません。普通の言葉を使って、AIと深く対話するプロセスをデザインしています。
目指しているのは、AIの技術解説ではありません。
「AIという相棒を使いこなすことで、自分の仕事の進め方や役割がどう変わるか」を、1日1つのドリルを通して体験的に学び、あなたの仕事の進め方を、AI前提のスタイルへとアップデートするためのトレーニングプログラムです。
2. なぜ、30日の「ドリル」で仕事の仕方が変わるのか?
「そうは言っても、本当に30日で仕事のやり方が変わるのだろうか?」と疑問に思われるかもしれません。そんな疑問は、次の3つの理由(メカニズム)をご覧頂ければ、なるほどと、ご納得頂けるはずです。
① 「新規事業創出」というビジネスの総合力を擬似体験するから
「自分は新規事業の担当ではない」と思う方もいるでしょう。しかし、ゼロから新規事業を立ち上げるプロセスには、市場分析、顧客理解(ペルソナ設計)、競合調査、ビジネスモデル構築、数値計画、プレゼン準備まで、すべてのビジネスパーソンに必須の「総合力」が詰まっています。
本書では、1日1ドリルを進めるだけで、経験ゼロから「売上3億円規模の新規事業計画」を実際に組み上げていきます。この最高難度のワークをAIと共に駆け抜けることで、営業、マーケティング、企画、管理部門など、あなたの普段の業務の視座が根底から引き上げられます。
② 重苦しい「知的力仕事」をAIに委譲し、人間が「意志」に集中できるから
新しいアイデアや企画を生み出せないのは、あなたに才能がないからではありません。リサーチ、データ整理、資料の骨子作成といった、形式化された、それでいて手間のかかる「知的力仕事」に時間と脳のスタミナを奪われているからです。
この「知的力仕事」を、AIに置き換えるのです。作業の9割をAIが驚くべき精度で引き受けてくれます。この負担から解放されたとき、人間は「誰のどんな悩みを解決したいか」という純粋な『意志』と『情熱』だけを注ぎ込むことができるようになります。
③ 「未練なく捨てる自由(量質転化)」を身体で覚えるから
人間が何日もかけて作った企画書や提案書には「せっかく時間をかけたのだから・・・」という執着(サンクコストの呪縛)が生まれます。しかし、AIを使えば、ダメなアイデアは、その場で捨てて、次の案を即座に作ることができます。
この「作っては捨てる」の試行錯誤を高速に繰り返すことこそが、圧倒的な「量」を「質」へと転化させます。 実際、本書を執筆するプロセスにおいて、私は7回原稿を書き直し、約100万文字もの原稿を捨てました。「すぐにまた、AIに作らせればいい」という安心感が、あったからです。おかげで、過去のしがらみを捨て、高速に試行錯誤を繰り返しながら、本当に伝えるべきは何かを徹底して考え抜くことができました。
3. 「あなたの仕事の仕方」はどう変わるのか?
この30日チャレンジを終えたとき、あなたに起こる最大の変化は、完成した事業計画書そのもの以上に、「自ら価値を生み出せる自立したビジネスパーソンになった」という確固たる自信です。
具体的には、あなたの仕事の仕方は以下のように激変します。
- 「考えてから動く」から「行動してから(走りながら)考える」へ:
「AIという超高性能シミュレーター」の中で、まずはアウトプットを出させてみて、走りながら修正していく極めて軽快なアジャイルマインド(行動ファーストの思考回路)が身につきます。 - 「作業者」から「プロデューサー」へ: 形式的な知的力仕事はすべてAIに丸投げし、あなたは「ユニークな問いを立てる」「一流のアウトプットを見極める審美眼を持つ」「人間のリアルな痛みに共感する」という、人間にしかできない高度な役割(本書で提唱する「4つの知的体力」)へとシフトします。
命を吹き込むのは、あなたの「志」と「熱意」です
AIは、あなたが投げかけた「問い」に対して、世界中の叡智から整合性の取れた美しい回答を数秒で導き出してくれます。
しかし、AI自身が「どうしてもこの人の悩みを解決したい」「この新しい価値を世の中に届けたい」という内なる動機(志)を生み出すことは、絶対にできません。
AIという心強い相棒であり優秀な部下の力を最大限引き出し、徹底して働かせるのは人間であるあなたの「熱意」です。
あらかじめ用意された正解を求めても、この不確実な時代に、そして、変化の速い時代に、これを得ることはできません。 本書をガイドに、AIを使い倒して、あなたの正解を創り出して下さい。
そんなあなたの挑戦を、心から応援しています。
『AI実践ドリル30日チャレンジ〜仕事にすぐ効くAI活用』
斎藤 昌義 著 / 日経BP刊
- 1日1テーマ、全6ステップで学ぶ30日間プログラム
- STEP 01【土台構築】: 自社の見えない資産に気づく(Day 01 - 05)
- STEP 02【顧客理解】: リアルな「悲鳴」を聴く(Day 06 - 10)
- STEP 03【市場・競合分析】: 本当に儲かるか?を暴き出す(Day 11 - 15)
- STEP 04【ビジネスモデル構築】: どうやって価値を届け、稼ぐのか?(Day 16 - 20)
- STEP 05【数値計画・リスク検証】: いくら必要で、いくら儲かるか?(Day 21 - 25)
- STEP 06【最終プレゼン準備】: どうやって決裁を通すか?(Day 26 - 30)
- 特別付録: すぐに使える実践プロンプト50選 & Gemini実践操作マニュアル付き!
今、「AIをどう使うか」という段階は終わり、「AIと共にどう変わるか」が問われる時代へと、世の中は大きく変わりつつあります。変化はAIだけではありません。ITの潮流もまた、「レガシーIT」から「モダンIT」へと構造的な転換期を迎えています。
営業職であれエンジニア職であれ、新入社員や若手がこの「現実」を知らないまま現場に出ればどうなるでしょうか。お客様との会話は噛み合わず、信頼を得ることは難しいでしょう。その結果、せっかくの才能を持ちながら、仕事への自信を失ってしまうことになりかねません。
そのような不幸なミスマッチを少しでも減らしたい!この研修は、そんな想いから始まりました。
今年で10年目を迎えますが、これまでの経験を土台に、変化の速いIT常識の全体像を、基礎・基本やビジネスとの関連性とともに分かりやすく紐解きます。さらに、ITプロフェッショナルとしてどう役割を果たし、どう学び続けるべきか、AI時代に即した「すぐに使える実践ノウハウ」も解説します。
お客様の言葉が理解できる。社内の議論についていける。そして何より、仕事が楽しくなる。そんな「確かな自信」を、本研修を通じて手にしていただければと願っています。
>> 詳しくはこちら
新入社員のための1日研修 「最新のITトレンド」
新入社員のための1日研修 「IT営業のプロセスと実践スキル」
IT営業の役割や仕事の進め方を学び、磨くべきスキルを考えます。また、AIを武器に、先輩にも負けない営業力を磨く方法についても解説します。
