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スマートデバイス導入プロ集団のイシン社長です。仕事に関係ない話題も多いです。

ゼロか100か、以外の選択

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先日、「正しい情報を得るための努力が必要な時代」というブログを書いたところ、方々からご賛同をいただきました。まあ、テレビの二面性とか、不確実性とか、切り取りに辟易している人が多いのでしょうね。

先日ご紹介した「ゼロコロナという病」に書かれているのですが、身内が亡くなる話と、データとして取り扱う場合では、きちんと分けて考える必要がある、ということですね。何歳であっても身内が亡くなるのは悲しい。という話と、データとして「90歳が亡くなるデータと、20歳が亡くなるデータ」を一緒くたに取り扱ってはいけない、というのは当然だと思います。テレビでは、それがゴチャ混ぜになっているから分かりづらくなります。(それが彼らの狙いなんでしょうけど)

このことは我々の仕事においても言える話だと思っています。数字、数学をきちんと使って、データを認識し、そこから見えることは何なのか、と考えていく。それをせずに表層だけ見て、本質に踏み込まないと、先を見誤まってしまう。

スタート地点で、左に1cmずれていると、100m進んだ時点で全く違う方向に向いてしまっている、というのと同じですね。

それらを踏まえた上で、「ゼロコロナ」と言っている人のように、ゼロか100か、みたいな話では前に進めない。50とか、30とか、あるいは70といった選択肢があるべきですし、それを頭に入れて検討するのとでは全く結論が変わってきますし、ゼロか100か、で考えると結論に至りにくい。

正解なんて、いつ分かるかわかりませんが、結論は早いほうがいい。そう考えると、仕事への取り組み方が変わってくる気がする今日この頃です。

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