空気を読むチカラよりも、先を読むチカラをつけたい
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「あいつは空気が読めない」
「彼は空気を読まないからなあ」
過去、何十年とこんなことがあちこちの会社の中で言われていますよね。何年経っても、必ず「空気を読まない人」はいなくなりません。
「空気を読む」というのは、何ができればいいのか、空気を読めない人に、どうやって指導してあげればいいのか、ということについて、過去何年も考えてきたのですが、正解はありませんでした。いまのところ。
ただ、自分の周りを見ていて、先手先手を打つ人っているんですよね。気遣いといえば、それはまた指導しづらいのですが、「先を読む」ということなんだと認識するようになりました。
この次には何が起きるのか、何をしなくてはならないのか。自分のパートが済んだ仕事は、誰が受け取って、何が行われるのか。
分かりやすいところで言えば、飲食店の店員さんの動きです。チェーン店の居酒屋などでありがちなのが、8人で座っているテーブルの端っこに、8杯の飲み物を置いていく人。この後、お客さんがバケツリレーよろしく、飲み物を渡さなくてはならない。中に入れないようなテーブルならともかく、です。
逆にお客さんの立場で、家族とかなら別ですが、さほど親しいわけでないメンバーで行っているのに、明らかにみんなで分けづらい食事を注文する。で、出てきたらみんな手を付けづらいので、そのまま冷めていくだけ、とか。
先を読むチカラというのは、観察力とも言えます。周りの動きをよく見ている。そして、そこから常に学習しているので、パターンも認識している。まるで、人間ディープラーニングです。(笑)
先を読むチカラは、トレーニング出来るものだと感じている今日この頃です。
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