「バズるってなんですか?」という人たちがいますよ
先日、とあるテレビ番組で、文字として「○○がバズった」というフリップが映されて、番組に出ていた複数名の方から「バズった、ってどういう意味ですか?」という質問がありました。「バズった」という言葉を理解できたメンバーからは「最近では使わなくなってきた」という言葉も。
このブログをお読みいただいている方の中にも、わかる、わからない、があると思いますが、こういうことだそうです。
特定の単語や物事がインターネット上で爆発的に多くの人に取り上げられることを意味する語。TwitterやFacebookなどのSNSで急に話題となった時に用いられることが多い。「口コミ」という意味のマーケティング用語「Buzz」を動詞化したものと思われる。(実用日本語表現辞典)
ここ最近に使われ始めた言葉ですが、その言葉を万人が理解している、と決め込むには無理があるのでしょうね。
これは、他の言葉でもあるのですが、やたらと一部の業界でしか使わないような用語を乱用する人がいます。簡単なところでは、「デフォルト」。この単語を辞書で見てみると、
デフォルト【default】
・義務などの不履行、怠慢
・責務不履行
・欠席
・不出場、欠場、棄権
・(コンピュータ)初期設定
ということなのですが、IT業界の人は、コンピュータの初期設定のことだけで使うことが多いですよね。しかし、金融業界の方にとっては、「債務不履行」とかのことですから、結構ドキドキしてしまう言葉。IT業界の人たちが頻用しているのを見ると、決していい言葉ではないわけですね。
僕たちは、お客様と話すときには、必ず日本語として標準的な言葉を使うようにしています。ネットワーク、サーバー、クラウドコンピューティング、こういったところは、IT業界としての言葉を使いたくなるところですが、そうしてしまうとお客様にとっては理解できないところが混在してしまう。
「いろいろと流行り言葉を使いたがるということは、言葉の中身に自信がない裏返しだ」その昔、僕が尊敬する上司から言われたことを思い出します。