新しい働き方を創造する政治家に投票したい
小俣さんが書かれていた「仕事のメールを勤務時間外でも読むか?」というブログを拝読して、仕事にもよるでしょうけど、こういう働き方が必要になってきている気がしています。
2008年にiPhoneが登場して、働き方が変わったという話を聴きますが、僕はもっと遡ります。2001年にYahoo!BBというADSLサービスが登場しますが、その頃にはすでに僕が働いていた会社では、会社のメールを携帯でも見られるようになっていました。ですので、今から12年前でも会社のメールを外から、しかもPCがなくても見られるようになっていたのですね。
しかし、当時の携帯電話では添付ファイルは見ることが出来ませんでした。まあ、当たり前なんですが。そして、添付ファイルをガンガン送ってこられていたので、添付ファイルがあると分かると会社に戻って見ないといけない。あるいはPCがないといけない。
その頃から比べると、スマートフォンやタブレットでメールを確認し、あるいは返信することが出来る時代になりましたね。いや、メールだけでなく、社内SNSや他のツールでコミュニケーションをとることが可能になっていて、ノマドワーキングスタイル(あくまでスタイルのこと)もできますし、いちいちオフィスに戻らなくてもイイ、という人も増えているのだと思います。
しかし、法律では労働時間が重視されていて、じゃあ移動中にメールを確認したのは何分間とカウントするのかとか、オフィスに戻るのが面倒だからカフェで資料を作った時間は20分だったか、30分だったのかよく憶えていない場合にどうするのか、といったものがあって、労働基準法自体が工場で勤務するような人を想定されているので、そうではない我々のような働き方は労働基準法の範疇外とも言えるのですよね。
工場などのように、どうしてもそこにいないと出来ないこともありますが、仕事によっては家で子供の面倒を見ながら、合間合間に仕事をする、なんて人がいてもいいでしょうし、実際にいるわけですね。こういう働き方をどうするのか。時間だけで見たら月次100時間しか働いていないから、だから大幅に減給するとか、あるいは「あなたはアルバイトとしてカウントします」なんてナンセンスなことを言わなくても働いてもらえる環境を、法律面でも整備してくれるとありがたいわけです。
今日の投票の対象を見ているのですが、消費税、福祉、こういう大事なこともある一方で、税金を納める仕組みの一環として、「新しい働き方を創造」していくことが出来る政治家を探したいのですよね。そういう政治家・・・、いないのですかねえ。でも、政治家に期待することは、人で期待するのではなく、自分たちが考えることを実現してくれる人、という順序で考えるべきだと感じた今日この頃です。