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プログラミングでメシが食えるか!?

仕事のメールを勤務時間外でも読むか?

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昨日のミーティングで議題になったことの一つなのですが、「仕事のメールを勤務時間外でも読むように言うべきか?」という話題です。

問題を感じているケースは、たとえば、

土日の間にお客さんから問い合わせのメールが来ているのを、月曜の朝、出社してからようやく読んで対応する、という対応で良いのか?

金曜中に報告書をリーダーに送信するようなルールになっているのに、金曜日の間に届かず、リーダーはメンバーに早く報告するようにメールしたが、月曜に出社するまで読まない、というので良いのか?

こんな感じです。

おそらく、労基的には、勤務時間外に仕事に関することをさせるということは、仕事をさせることと同じなので、相応の時間外手当を出さねばならないでしょうし、休みをきちんと取らせているかどうかの判断にも引っかかるかもしれません。従って、会社としては強制は当然できないものでしょう。

一方で、お客さんからの要求は、24時間365日対応に近いサポートを求められることが増えてきています。本来は、それ相応のサポート費をいただき、3交代制などの体制を組んで対応すべきですが、お客さん側もそこまでは負担できず、ベストエフォートで良いから、できる限り対応して欲しい、という暗黙の了解のような感じになっている気がします。

社内での報告遅れの件などは、そもそも約束通りに報告していない方が問題なので、勤務時間外がどうのこうのと言う以前の問題だとは思いますが、お客さんが困っているときに、メンバーと連絡を取って対応する、ということはたまにはあるでしょう。

当社のIT事業部のメンバー達は、もともとITというかコンピューターやネットワークが好きなメンバー達なので、基本的に勤務時間外でもかなりメールの対応はしてくれています。自宅にいてもインターネットは使えますし、外出中でもスマートフォンなどで対応してくれます。仕事の仕方として良いか悪いかは別として、いざというときに頼りになることは間違いありません。

一方で、大学の先生が話していましたが、「今どきの学生はメモを取らず、当日になって携帯で聞いてくる」というようなことも問題かも知れません。勤務時間外でもいつでも連絡がつくことを頼って、事前に相談しておくべきことを先延ばししてしまっているということもあるでしょう。

基本的には、やることをきちんと勤務時間内に終わらせていて、お客さんも含めてきちんと調整ができていれば、勤務時間外にメールを読まなくても問題ないのかもしれません。しかし、やることができていないのに、読みもしないというのは指示を出す側としてはかなり頭に来ることでしょう。

私自身は、勤務時間外でもメールはかなり頻繁に見ています。何かあれば少しでも早く知っておきたい、ということもありますが、そもそもメールの量が多いので、1日放置すると後で確認するのが大変になるから、というのが一番の理由でしょう。

さらに、ProDHCPのように、ネットワークインフラの重要な部分で使っていただいているシステムのサポートは、迅速さが命です。私は家族で旅行に行くときにも大抵MacBookAirを持っていきます・・・というより、仕事の鞄をそのまま持っていきます。

そんな状態でリフレッシュできるのか?と思う人もいるかもしれませんが、情報がつかめない方が余程ストレスを感じる気がします。これだからIT関連の仕事は嫌だ、と思われるかもしれませんが、たとえば医者だってもっと大変でしょうし、ロボットのように指示通りに動く以外の仕事であれば、完全に頭の中から仕事のことを消し去ることなんて休日でも無理だと思います。

ということで、私の考えとしては、勤務時間外でも何とかなるという甘えは良くないが、自分のためを考えればやっぱり勤務時間外でも何か問題が起きていないかと確認するくらいは確認するのが当然ではないかと思っています。

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