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スマートデバイス導入プロ集団のイシン社長です。仕事に関係ない話題も多いです。

集めるべき情報と垂れ流しの情報

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11月には縁あって学術講演会で講演させていただくことになりました。僕の前後の皆様は立派な方々なので申し訳ないくらいなのですが、スマートフォンやタブレット端末をどのように活用していくか、そこにセキュリティはどう関わっていくべきか、といった視点でお話をさせていただくつもりです。
 
ここ最近になって、かなり意識し始めたことなのですが、パソコンやスマートフォンに触れ、ネットに接続していると情報はどんどん入ってきます。先日の山中教授のノーベル賞受賞もツイッターで知りましたし、ソフトバンクがイー・アクセスを買収したこともフェイスブックで知りました。とはいえ、それらはあくまでニュース。時間の前後はあれど、テレビやラジオ、新聞でも知ることができるものです。
 
一方で、この学術講演会もそうですが、そういう場でしか聞けない話というのもあると思います。世の中には、数万円支払わないといけない講演やセミナーというのもありますが、それはそれで無料セミナーとは違った内容があるはずですね。ネットも同じだと思います。ネットでカンタンにアクセスできる程度の情報と、ネットでは見つからず、文献を読みあさって探し当てないとたどり着かない情報というのもあるのですよね。
 
僕自身、お客様に提案するためにはネットの情報だけでは全然足りません。当たり前ですけど。書籍もそうですし、自分たちで検証して見つけ出すこともあります。スマートフォンやタブレット周りの検証は、一回だけでは偶発的かも知れませんから、何度もやって検証して導き出すものもあります。まさに「仮説」と「検証」ですね。結構手間がかかりますが、それは初めてやるのですから、当たり前のことなんですよね。
 
最近とある方が「最近、情報はタダだと思っている人が多くて困る」と仰有っていました。これって、少し前に「ソフトウェアはコピーなんだからCD-ROM代金だけでいい」と思い込んでいた人たちに近いものを感じます。情報にもいろいろあって、無償でカンタンに入手できるものもありますし、そうではないものも多く存在します。そこを理解していないのでしょうね。
 
自分自身、もっと大事な情報を発信、提供できる人間であらねばと感じている今日この頃です。

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